日本男子代表は14日、大阪の大阪市中央体育館で公式練習を行った。あす15日（金）の第3戦はこれまで1勝1敗のイタリアと対戦。世界ランキング4位の強豪から今大会初勝利を挙げるべく、入念にコンビネーションを確認した。

　メーンコートでは、スパイク練習や試合形式などのメニューで1時間。13日のフランス戦でチームトップタイのスパイク13得点を挙げた柳田将洋が鋭い動きを披露した。しっかりとトスが上れば豪快なスパイクを叩き込み、コンビが乱れても絶妙なフェイントを落とすなど、集中力の高さを見せた。

　実戦練習では、柳田とセッターの藤井直伸がバックアタックの連係を細かくチェックした。藤井が「前に出し過ぎ？」と問いかければ、柳田は指でトスを上げてほしい位置を指示。終盤にはスパイクを決めた柳田が「ナイストス！」と藤井に声掛けするなど、ホットラインは完成間近のようだ。

　練習後、柳田は大阪ラウンドに向けて「やるべきことをしっかりとやれれば、勝てると信じている。僕自身の調子も悪くないですし、サーブも少しずつ（精度が）上がってきている。残り3試合、期待に応えられるようなプレーをしたい」と奮闘を誓っていた。

　この日、石川祐希は別メニューの調整となった。

　日本ＶＳイタリアはあす15日（金）夜７時から日本テレビ系で独占生中継（一部地域を除く）。