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2017.09.15

山内、大竹が本領発揮も日本、イタリアに惜敗

 男子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017大会3日目第3試合で日本がイタリアと対戦。16年リオ五輪銀メダルの強豪イタリアに果敢に挑んだが、セットカウント1‐3で惜しくも敗れた。

 腰とひざのけがの影響でエース・石川祐希は欠場したが、全員バレーでイタリアを追い詰めた。第1セット前半は身長204㎝のミドルブロッカー(MB)山内晶大が本領を発揮。上から叩きつけるような速攻を連発し、相手スパイクを完璧にブロックした場面では雄叫びを上げながらガッツポーズ。勢いをもたらすと、チームは一時14‐8と大きくリードした。その後、イタリアの猛攻に遭いこのセットを23‐25で落としたが、センターラインに相手ブロッカーを引きつけた効果は絶大だった。

 第2セット。"大砲"大竹壱青が相手のマークが甘くなったすきを見逃さなかった。ブロックやレシーブを弾き飛ばす"ハンマースパイク"が覚醒。途中出場したこのセットだけでスパイク5得点を挙げた。Wエースの一角・柳田将洋もこのセット5本のスパイクを決め、中盤以降はリードをキープ。24‐22の場面で大竹が豪快なスパイクを決めると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

 今大会初勝利の期待が高まったが、イタリアのエース、フィリッポ・ランザとルカ・ベットーリを止めきれなかった。柳田のジャンプサーブなどでレシーブを崩すも、ワールドクラスのアタッカーは厳しい体勢からでも強く正確なスパイクを打ち込んできた。リベロ・井手智が必死につないだがしのぎ切れずに失点を重ね、第3セットは20‐25。第4セットは終盤、粘りを見せたが、22‐25で振り切られた。

 これで日本は3戦全敗、イタリアは2勝1敗となった。日本は次戦、アジアのライバル・イランと対戦する。

 16日(土)の日本VSイランは夜7時から日本テレビ系で独占生中継(一部地域を除く)。

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