男子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017大会3日目第2試合で、ともに1勝1敗の米国とフランスが対戦。米国が第1セットを25‐20、第2セットを25‐17、第3セットを25‐16で制し、ストレート勝ちを収めた。
米国が誇るアタッカー、マシュー・アンダーソンの強烈なジャンプサーブがフランスを打ち砕いた。圧巻は第2セット。17‐15と競った場面でサービスエースを2本連続で決めた。勢いに乗ったエースはその後もビッグサーブで相手レシーブを崩し続け、チームは23点まで連続で得点。アンダーソンがサーブを打つ体勢に入るたび、会場から手拍子が巻き起こった。
アンダーソンは米国を代表する世界的プレーヤーで、09年から代表で活躍。パワフルなスパイク、高い得点能力で絶対的エースとして君臨し、甘いマスクでも人気だ。リオ後は休養のため代表を離れたが今年7月からチームに合流。徐々に調子を上げていた。
この日も、サービスエース5本と大当たり。24‐16で迎えた第3セットの大詰めでもジャンプサーブでサービスエースを奪い、ゲームを決めた。勝ち越しに成功した米国はあす16日(土)に、同じく2勝1敗の前回覇者ブラジルと対戦。優勝争いの大一番となる。