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2017.09.16

中垣内監督「柳田のサーブが機能した」

 15日に行われたワールドグランドチャンピオンズカップ2017男子大会の第3戦で、日本は16年リオ五輪銀メダルのイタリアと対決。接戦に持ち込んだが、セットカウント1‐3で敗れた。試合後、中垣内祐一監督と選手が会見した。

 今大会初めてセットを奪うなど、強豪相手に互角に渡り合った。しかし、前半で奪った大量リードを守り切れなかった第1セットなど悔やまれるポイントがいくつかあり、中垣内監督は「もう少しやりようがあった。イタリアは粗く、ミスの多いバレーボールをしていたが、そこにつけ入ることができなかった。悔いが残る試合です」と悔しがった。

 一方で、課題としていたサーブの精度については「この大会で初めて、柳田(将洋)のサーブが機能した。イタリアのレシーブが乱れた試合になった」と手応えを得た。また、スーパーレシーブで何度もピンチを救ったリベロ・井手智の名前を挙げ、「今日は良く足を動かしていた。サーブレシーブも崩れなかった。ディフェンス面でチームを支えてくれた」と労った。

【各選手のコメント】
柳田将洋
1セット目からリードする機会が多く、セットを取ることもできました。ただ、目標はあくまで勝つこと。振り返れば、落とさなくていいボールや決めなければいけない状況がたくさんあったので、そこは追究していかなければならないと思います。ましてや負けが続いている状況で、そういうところから目をそらすことはできないので、あすはもっといいバレーをお見せできるよう、準備していきたいと思います。

大竹壱青
きょうの試合は全体を通して粘りのバレーができていましたが、勝ちにはつながりませんでした。柳田さんが言ったように、自分たちが決められるボールや拾えるボールがたくさんありました。残りの2試合を勝ち切れるように、そういった部分の精度をチーム全体で上げていきたいと思います。

山田脩造
(石川)祐希が出られなくなり、(6月の)ワールドリーグの時と同じような状況になりました。ですが、今回は代わりではなく、持ち味を前面に出してアピールしようと思って試合に臨みました。いい展開で入れて、セットを取れたことは評価できると思いますが、勝利を求めてやっているという意味では、悔しいゲームになりました。

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