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2017.09.17

イタリア快勝!優勝への望みつなぐ

 男子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017大会5日目第1試合で、ここまで3勝1敗のイタリアと2勝2敗の米国が対戦。勝ち星同数のブラジル、イランと優勝を争うイタリアがセットカウント3‐1で勝利し、優勝への望みをつないだ。

 第1セットは中盤まで競った展開。しかし、13‐12とイタリア1点リードの場面で米国のサーブがアウトとなり、2点差に。さらにイタリアはエース、フィリッポ・ランザがスパイクを決めた後、米国の主砲マシュー・アンダーソンのアタックをシャットアウトし、3連続得点。このリードを守り続け、25‐22でファーストセットを奪取した。

 第2セットも終盤まで1点差の攻防が続いたが、22‐21からランザが2本連続でスパイクを叩き込み、セットポイントを迎えた。1度はサイドアウトを許したものの、最後もランザがアタックを決め、勝利に王手をかけた。第3セットは米国の意地の反撃に遭った。途中出場した23歳のオポジット、ベンジャミン・パッチにスパイク7得点を許し、23‐25で落とした。

 第4セットで勝負を決め、第3試合に控えるブラジルにプレッシャーをかけたいイタリア。第4セットはランザを中心に得点を重ねるも、ジュースまでもつれた。互いにアドバンテージをものにできずに訪れた27‐27の局面。米国が2本連続で反則を犯し、ゲームは意外な形で幕を閉じた。試合終了のホイッスルが鳴り響くと、普段はクールなジャンロレンツォ・ブレンジーニ監督はコーチ陣と抱き合い、輪になって踊って喜びを爆発させた。

 この結果、イタリアは勝ち点3を獲得し、合計12。優勝の行方は、勝利数(3)、勝ち点(9)で並んでいたブラジルが日本と戦う第3試合の結果に委ねられた。イランはこの後の第5戦フランス戦に勝っても勝ち点でイタリアを下回ることが決まり、優勝の可能性はなくなった。

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