男子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017大会5日目第2試合で、ここまで3勝1敗のイランと1勝3敗のフランスが対戦。イランがフルセットの末、勝利を収めた。
4日目を終えブラジル、イタリアと勝利数で並んでいたイランだったが、勝ち点は両国より2少ない7。5日目第1試合でイタリアが勝利し、勝ち点3を獲得したため、この試合を前に優勝の可能性は消えていた。しかし、銀メダルの可能性は残されており、最後まで懸命なプレーを見せた。
第1セットは30点台まで突入する大激戦。イランがアドバンテージを奪いながらも勝負を決め切れない展開が続き、スコアは36‐36へ。ここでエースのガフールがブロックアウトで得点すると、次のプレーでフランスのスパイクがコートを外れ、ようやくこのセットをものにした。
第2セットも終盤までもつれたが、22‐22の場面でウィングスパイカー(WS)マナビがスパイク、サービスエースで連続得点。1度サイドアウトを許したが、続く相手サーブがネットにかかり、2セットを連取した。
第3、第4セットはフランスの意地の前に屈した。この日、スパイク25得点と大当たりだったWSトレボール・クレブノらの猛攻を受け、失点を重ねた。サーブミスも増え、第3セットを22‐25、第4セットはジュースまで持ち込んだものの25‐27で落とした。
ファイナルセットも接戦となったが、13‐11の局面でイランが誇るセッター・マルーフが絶妙なツーアタックを決めてマッチポイントへ。最後はミドルブロッカー、セイエドの強烈なジャンピングサーブが相手コートに突き刺さり、死闘にピリオドが打たれた。
この結果、4勝1敗としたイランのメダルが確定。順位は日本×ブラジルの結果で決定する。