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2017.09.05

本日開幕!各国みどころ=日本は韓国と対戦

【開幕戦 第1試合はロシアVSブラジル】
 開幕初日の第1試合は古豪復活を狙うロシア、地元開催の16年リオ五輪を経て完全に若手主体へ移行したブラジルが対戦する。ロシアは五輪で過去金メダル4度も、リオを含む最近は3大会連続でメダルを逃している。17年からは、10年世界選手権で女子代表を優勝に導いた経験のあるウラジーミル・クジュトキンを再び監督に迎え、20年東京での古豪復活を目指す。
 ブラジルは本大会において05年、前回13年大会の覇者。リオ五輪では3連覇を狙いながらまさかの5位に終わり、20年東京での雪辱を誓うジョゼ・ギマラエス監督は新たなチーム作りに着手した。主力の多くが引退し、新キャプテンには五輪2大会に出場経験のあるナタリア・ペレイラが就任。エースのガブリエラ・ギマラエスがひざの故障明けとなるが、大会連覇を狙って主力として復帰すれば各国にとって確実に脅威となる。

【第2試合は米国VS中国の最長身対決】
 米国、中国はともにチーム平均身長が187㎝で出場国トップタイ。高さのあるバレーでド迫力の試合が期待される。米国は12年から指揮を執るカーチ・キライ監督は17年前半、若手主体でスタートさせた。16年リオ五輪経験者のセッター、カーリー・ロイドが代表キャプテンに就任。7~8月のワールドグランプリはファイナルラウンド進出を果たした。女子では異例のスパイク最高到達点330㎝を誇るフォルケ・アキンラデウォの圧巻プレーにも注目したい。
 中国はリオ金メダルに輝いた世界ランキング1位の強豪。最大の武器は同五輪MVPで新キャプテンに就任したエースのシュ・テイ。スパイク、ブロックともに絶対的な決定率を誇る。身長2m超のミドルブロッカー、エン・シンゲツら若手も急成長。17年から名将ラン・ピン監督に代わり、アシスタントコーチを務めていたカン・ショウ監督が昇格。3大会ぶりのグラチャン出場で、リオ五輪女王が船出する。

【日本が初戦に臨む!韓国と新監督対決】
 日本は34年ぶり2人目の女性監督に就任した中田久美 新監督を迎え、新チームとして初めてのグラチャンバレーに参戦する。中田監督が掲げる強化ポイントは5つ。「スピード」「正確性」「連係」「桁外れの集中力」「世界に負けない強さ」だ。これらを徹底的に鍛え上げ、「2020年に伝説に残るチーム」を目指す。現役時代、天才セッターといわれた中田監督は本大会でセッターを冨永こよみ、佐藤美弥を指名。久光製薬で中田監督の下でプレーし、監督のバレーを理解する主将・岩坂名奈、新鍋理沙も主軸しての期待が掛かる。
 韓国は変幻自在のサーブが武器。20年東京五輪でのメダル獲得を見据え、17年にホン・ソンジン監督が就任。7~8月のワールドグランプリ(グループ2)に3大会ぶりに出場するなど精力的だ。エースのキム・ヨンギョンは体調不良で本大会は選出されなかったが、韓国にとってはキム一辺倒の攻撃パターンから脱するチャンスとなる。

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