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2013.11.21
加藤陽一は見た!③明日に向けて

男子大会の解説者をしています、加藤陽一です。皆さん、よろしくお願いします。

京都大会の2日間が終わり、本日は東京大会の3連戦を迎える為、チームは東京へ移動。

この2試合、日本代表は0勝2敗でポイント0となっている。
開幕のアメリカ戦は1-3で負け、2日目はロシアに0-3で完敗。
世界の壁は高かった。
東京大会は、世界ランク1位のブラジル、ヨーロッパ選手権2位のイタリア、
最終日は、アジア王者のイランとの戦いが待っている。

日本の試合後の会見で、味方のサーブをブロックとレシーバーで隠して
サーブレシーブの視野を狭くするという戦術を海外チームは取り入れていると言っていた。
2メートルの選手が3人並びサーバーを隠すとサーブレシーブをする方は、嫌だろうな。

では、明日のブラジル戦を日本はどう戦えば良いのか?
ブラジルのコンビバレーを、日本のブロックとレシーブの2つのフィルターで守る。
ブラジルは高さではなく、速さと攻撃人数の多さで勝負してくる。その速いバレーに対し、日本のブロックは止めるではなくスパイクコースを
限定させるという発想で戦いたい。

例えば、日本はストレートレシーブが比較的苦手なので
ストレートのスパイクコースに壁を作り、クロスを狙わせる。
リベロとウィングスパイカー、セッターの3人でレシーブポジションを作る。

レフトからの例
加藤コラム1121.png

しかし、ここ2試合を見ていると、スキル的な事よりも大事な事がある。
1人や2人の活躍では、勝つことが出来ない。
世界と戦うには、選手、スタッフが一体となり全員で戦わなければならない。
私が一番必要だと思う要素は、チームリーダーの存在
もちろん、山村キャプテンはチームをまとめようと頑張っていて全体を統制しているが、コートの中での強烈なリーダーが必要だと思う。戦う闘志、勇猛果敢な戦士という存在がほしい。
この、東京大会で日本代表は大きなプレッシャーを感じながらの試合になる。
このプレッシャーを跳ね除ける活躍を期待したい。

 

【活躍を期待する選手】
千々木駿介 選手

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千々木選手は、今年のユニバーシアードカザン大会での銅メダル、
東アジア競技大会天津大会での銀メダル獲得に貢献した選手で、
国際大会も経験済み。
私も、スタッフとして彼と共に練習し、試合を見ているがポテンシャルは高い。
パイプやビックを得意とするので、
真ん中エリアの打数が増える事でコンビバレーが期待できる。
A代表でのキャップ数は少ないが、
どの国も若い選手活躍が目立つだけに千々木選手にも活躍してほしい。

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