【浜辺美波・横浜流星インタビュー】「私たちはどうかしている」老舗和菓子屋を舞台に繰り広げられるラブミステリー
日本テレビ系8月12日よる10時スタートの新水曜ドラマ「私たちはどうかしている」。原作は講談社「BE・LOVE」で連載中、累計発行部数200万部超の「私たちはどうかしている」(安藤なつみ著、既刊12巻) 。浜辺美波演じる可憐で才能にあふれる和菓子職人、花岡七桜(はなおか・なお)と、横浜流星演じる創業400年の老舗和菓子屋「光月庵」のクールな跡取り息子、高月椿(たかつき・つばき)が、15年前に起こった「光月庵」若旦那の殺害事件を巡り、過酷な運命に翻弄されながらも、強く惹かれ合う物語だ。
老舗和菓子屋が舞台となるラブミステリーで、W主演を務める浜辺美波さん&横浜流星さんにインタビュー!作品の魅力、初共演となるお互いの印象は?さらに、初挑戦した和菓子作りのエピソードも語ってくれました。
―原作・台本を読んだ感想をお願いします。
浜辺 原作の漫画の表紙を見て“王道の少女漫画”という印象だったんですが、読んでみるとミステリーの要素が強くて本格的で。物語が本当に面白くて、ドラマでじっくり描いたら絶対にたくさんの方に楽しんでいただける作品になるんだろうなと思いました。今回、この作品に出演できることがとても嬉しかったです。
横浜 原作を読んだ時にも感じたんですが、少女漫画とは思えないようなミステリー要素があって、台本でも続きが気になる展開が次々と起こるので、「早く次の台本を読みたい!」と思いました。原作はまだ完結していないので、ドラマも最終的にどうなるのか結末はまだ分からないんです。だから本当に、毎回楽しく台本を読ませていただいています。
―和菓子作りもかなり練習もされたそうですね。
浜辺 和菓子作りが楽しくて。もともと細かい作業や料理が好きなのもあって、餡を触ってたりすると「ずっとやっていられる」と思うくらいです。たぶん、横浜さんよりは和菓子作りが得意です(笑)。和菓子の練習ではお土産を頂いたりして、いろんな種類の和菓子を食べたんです。和菓子ってこんなに美味しくて、思いがこもっていて季節を感じるものなんだなと、和菓子の素敵さを再確認しました。
横浜 和菓子練習でよく作っていた「桜」や「椿」は手際よく作れると思います。でも、本編では練習してなかったものも出てくるので、毎回それは苦戦してますね(笑)。不器用なほうで繊細な作業は苦手なので、段取りの前にちょっと時間を作ってもらって練習して、なんとかできている感じです。先生が優しくて、「綺麗ですよ!」って褒めて伸ばしてくれる方なんですが、そこは自分に厳しく「いや、まだまだだな…」と思って練習しています(苦笑)。
―今作が初共演となりますが、お互いの印象は?
浜辺 お会いする前は、自分にも他人にも厳しい方で、あまり笑顔を作られない方というイメージがあったんです。ご一緒していくうちに、よく笑う結構お茶目な方なんだなと思いました。一緒に引っ張ってくださるような心強さもあるけど、ムードメーカーですごく面白い方だなという印象です。
横浜 しっかりしていて真面目で、どちらかというとクールな印象を持っていました。でも一緒にやってみるとすごく良く喋るし、よく笑う方だなと思いましたね。19歳とは思えないほど本当にしっかりしたところと、等身大のいい抜け感みたいなものが、七桜にハマっている部分でもあるかなと。本読みの段階からすでに“七桜”として居たので、すごく安心して撮影に臨めています。
―恋愛模様も見どころですが、異性として七桜と椿のキャラクターの魅力は?
浜辺 原作はもちろん、横浜さんが演じる椿はかっこよくて魅力的な男性だなと思います。ただ、椿は結構、気性が激しいんですよ(笑)。気分が上がることは少ないんですが、怒りをぶつけてきたりすることも多いので、もしも私だったら…と考えると幸せになれないかなと思ったりします(笑)。
横浜 自分をしっかり持っているところですね。一見ふわっとしているように見えて、すごく芯が強い。彼女には彼女の目的があるというのも理由だと思いますが。あとは、いろんな人の気持ちをしっかり理解できる、思いやりのある子だと思うので、そこは本当に魅力的だなと感じています。
―今回の役を演じるうえで、意識していることを教えてください。
浜辺 和菓子を作ることが唯一、七桜の人生の希望であるということは、一番意識していますね。七桜の人生はすごく壮絶で、今まで味方がいなかった心細さから温かい言動が沁みたりする…家族や友達がいるというごく普通の環境が彼女にはなかったんだっていうことは、しっかりと忘れないようにしたいです。それから、椿に対しての“好きになりたくないのに、好きになっちゃう”という、そのどうしようもない思いは大切にしたいなと演じています。
横浜 今まではすぐに女性を傷つけるような男だった椿が、これまで自分が関わってきた女性とは違う七桜に出会って好きになっていくんです。椿はすごく純粋なので、そういう意味では難しさはなくて素直に演じています。ただ、最初は七桜が幼なじみだとは思っていないし純粋に恋をしているので、真実が分かった時の絶望はあると思うんです。その時に椿の感情がどうなるのか、考えるだけでも複雑な気持ちになると思うので、そこも素直にその場で出た感情で演じられたら。所作や和菓子作りのシーンもまだまだだと思うので、見ている方を納得させられるように立ち振る舞いも頑張っていきたいなと思います。
「私たちはどうかしている」公式サイト
https://www.ntv.co.jp/watadou/