2012.2.4.

【画竜点睛】

いろはが仕事から帰ってくると、ことはが書斎で小説を書いている。
いろは「ただいまー、
    どう?いい題材が見つかったって言ってた小説は進んでる?」
ことは「うん、もう少しで完成だよ!」
いろは「でも、最後の仕上げで気を抜いて、台無しにしないようにね!」
ことは「知ってる!そういうのを
    “がりゅうてんせいを欠く”っていうんだよね?」


いろはが突然くしゃみ!
がりゅうてんせい』なぜ間違いなのでしょうか?


「画竜点睛」は「ガリュウ」ではなく、「ガリョウ」と読みます。
「りゅう」と発音するのは、日本独自の漢字の読み方で、
中国から伝わってきた、この四文字熟語を発音する時は、
ガリョウテンセイ」と言いましょう。
画竜点睛とは「竜を画いて睛(ひとみ)を書き入れる」ということで、
最後の大事な仕上げを施すことを指し、
一般的には「画竜点睛を欠く」の形で否定的な文脈に用いる言葉です。