2012.6.30.

【限界なく】

いろはが書斎でコーヒーを飲みながら本を読んでいる。
その隣で、ことはが友達に電話をしている。
ことは「それで、彼の事なんて呼んでるの?もー教えてよー」
いろは、ことはの長電話を気にしながら買い物にでかける。
ことは「えー、どこにデート行ったの?」


いろは、買い物から帰ってくると、ことははまだ電話をしている。
いろは「ことは、まだ話してるの!」
ことは「いやー、友達に彼氏ができたから、
    聞きたいことが次から次へと限界なく出てきてさ」


いろはが突然くしゃみ!
限界なく』の使い方、なぜ間違いなのでしょうか?


この場合、「限界なく」ではなく「際限なく」が正解。
限界」は「体力の限界」や「我慢の限界」など、
物事の、これ以上外は無理という、ぎりぎりの範囲や地点を意味します。
際限」は、移り変わっていく最後のところをあらわし、
下に打ち消しの語を伴って、「際限がない」などと使います。