2012.9.29.

【肝に据(す)える?】

書斎で、ことはがいろはにカレーをついでいる
ことは「はーい、ことは特製カレー召し上がれ」
いろは「いただきまーす」
いろは「うーん?!なんだかすごく甘いような、苦いような…」
ことは「隠し味にチョコレート入れてみたんだけど…」
いろは「全然隠れてないわよ!」
ことは「本当だ…この失敗を肝に据(す)えて
     今度はちゃんと作ります」

いろはが突然くしゃみ!
肝に据(す)える』なぜ間違いなのでしょうか?


失敗を次の機会に生かすため、それをしっかり心に刻みこんで、
忘れないようにすることは「肝に銘(めい)じる」といいます。
「銘じる」の「銘」は、元々、刀の品質を保証するため、
作った人の名前を刀に刻んだものであることから、
心に刻みつけ忘れないようにすること。
「覚悟を決める」という意味の「肝を据える」との混同に
注意しましょう。