2013.3.2.

【伺って下さい?】

書斎で、ことはが勉強していると電話がかかってくる
ことは「もしもし、はいそうです…母は今外出していまして…」
ことは「…え!母に雑誌の取材ですか!?」
いろはが、仕事から帰ってくる
ことは「はい、その件に付きましては母に直接伺って下さい


いろはが突然くしゃみ!
伺って下さい』なぜ間違いなのでしょうか?


「伺う」は「聞く」の謙譲語。
謙譲語は、動作の向かう先を立てるので、
「いただく」「申し上げる」のように、「自分側の動作のときに使う敬語」。


今回の場合、「聞く」という動作の主語は相手なので、
「相手側が主語のときに使う敬語」の尊敬語を使います。
正しくは「聞く、尋ねる」の尊敬語「お尋ねになる」を使って、
「お尋ねになってください」または「お尋ねください」と言いましょう。