2014.6.28.

【独壇場(どくだんじょう)】

書斎で、ことはと文之介が待っている所へ
いろはが、土鍋を持って入ってくる
いろは「さあ、出来たわよ」
蓋を開けると、美味しそうな鯛飯。
文之介「うわあ、いい匂い!」
いろは「味もバツグンよ!」
文之介「でも何で、ことはお姉ちゃんはお料理手伝わなかったの?」
ことは「それは…、台所は、お母さんの独壇場だからね、
    かえって邪魔になっちゃうし」


文之介「(…ん?独壇場?)ヘックション!」
文之介が突然くしゃみ!


独壇場』とは、どういう意味なのでしょうか?


独壇場』とは、「その人ひとりだけで思いのとおりの振る舞いができるような場面・分野」という意味ですが、この言葉は元々『どくだんじょう』ではなく『どくせんじょう』と言い、『独擅場』と書きました。
「ひとりじめ」と言う意味の「擅(せん)」を、形の似た「壇(だん)」と読み間違え、「どくだんじょう」という言葉ができました。
間違いから生まれた言葉ですが、今ではすっかり一般化している。