2015.3.21.

【四六時中(しろくじちゅう)】

書斎で、いろはが、考えごとに耽っている。
ことはと、文之介がドア越しに中をうかがっている。
ことは「お母さん!」
いろは「あ、なに?」
文之介「昨日からそんな感じだけど、何か悩み事ですか?」
いろは「雑誌のコラム頼まれちゃって、テーマで悩んでるのよ…」
ことは「そっか、だから四六時中考えごとしてたんだね」


文之介「(…ん?四六時中?)ヘックション!」
文之介が突然くしゃみ!


四六時中』とは、どういう意味なのでしょうか?


四六時中」とは「一日中」「いつも」と言う意味。
江戸時代までは日の出から日の入りを昼、
日の入りから日の出を夜として、
それぞれを6つに分けて、一日は「十二時(とき)」と数え、
2×6=12で『二六時中』という表現を使っていました。
明治6年に『太陽暦』が採用され一日が24時間になったあと、
それになぞらえて、一日を4×6=24の『四六時中』と
表現するようになりました。