2015.11.7.

【図に乗る】

書斎で、いろはがパソコンで原稿を書いていると、
ことはと文之介が歌いながら帰ってくる。
いろは「どうしたの?」
ことは「今度、大学の文化祭で歌うの」
文之介「ことはおねえちゃん、
    アカペラのサークルに入ったんだって」
いろは「へーそうなの、歌上手いもんね」
ことは「へへへ、でも、そこでプロの目にとまって、
    スカウトとかされたらどうしよ~」
いろは「もう、図に乗らないの!」


文之介「(…ん?図に乗る?)ヘックション!」
文之介が突然くしゃみ!


図に乗る』とは、どういう意味なのでしょうか?


図に乗る」の「図」とは、
仏教の用語で「僧がうたうように唱える経の調子がかわり、
転調すること」。
この転調は難しいため、転調がうまくいくことを「図に乗る」といい、
そこから転じて、「いい気になって勢いづく」意味になったとも
いわれています。