2019.2.9.

【生半可(なまはんか)】

屋上広場でいろはと、かるたがベンチに座っている。
そこへ、ことはが走ってやってくる。
ことは「お待たせ―!」
いろは「私達も今来たところよ」
かるたの手には焼き芋の入った袋
ことは「ねえ、このあとスイーツバイキングに行くのに
    なんで焼き芋食べようとしいてるの!」
いろは「つい美味しそうで」
ことは「もう、そんな生半可なことじゃ、
    スイーツバイキングで元取れないよ!」


かるた「(…ん?生半可?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


生半可』とは、どういう意味なのでしょうか?


生半可」とは、十分でなく中途半端であること。
江戸時代、
「未熟なのに いかにも物知りらしく振る舞う人」の意味で
「半可通(はんかつう)」という言葉が使われていました。
明治時代になり、「半可通」の「半可(はんか)」に、
「なま煮え」「なま乾き」など、中途半端である意を表す
「生」が付いて「生半可」という言葉が生まれました。