2019.10.26.

【まんざらでもない】

書斎で、いろはが本を読んでいると、
ハロウィンの仮装をした、かるたが入ってくる。
いろは「あら、かわいい~!」
かるた「でしょ!ほら、お姉ちゃんも早く!」
高校の制服を着た、ことはが、もじもじしながら入ってくる
ことは「かるたちゃんと盛り上がっちゃって…」
いろは「でも、まんざらでもない感じね…」


かるた「(…ん?まんざらでもない?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


まんざらでもない』とは、どういう意味なのでしょうか?


まんざらでもない」とは、「まったくだめだというわけではない」、「必ずしも悪くはない」という意味。
まんざら」は江戸時代に、「全くその通りだ」のように、
「物事の状況を確かだと判断すること」を表していました。
そして、打ち消しの語を伴って
「必ずしもそうではないかもしれない」のように、
「否定的な意味をやわらげるさま」を表し、現在の用法へ
引き継がれていきました。