2019.12.7.

【瀬戸際】

書斎で、いろはがパソコンで原稿を書いている、
隣で文之介が受験勉強をしていると、かるたが帰ってくる。
かるた「ただいまー、2人とも忙しそうだね?」
いろは「うん、締切が早まっちゃって、
    間に合うかどうかの瀬戸際なのよ」
文之介「僕も、期末試験次第で志望校の推薦を
    もらえるかの瀬戸際なんだよ」


かるた「(…ん?瀬戸際?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


瀬戸際』とは、どういう意味なのでしょうか?


瀬戸際」とは、「勝ち負け」や「成功・失敗」、
また「身の安全・危険」の分かれ目のこと。
一説には「狭い海峡〈狭門(せと)〉と、外海の境」を指し、
そこから「重要な分岐点、成否の分かれ目」の意味が
生まれたといわれています。
幕末期に刊行された
日本初の外国人向け日本語辞典(『和英語林集成』)にも、
「Setogiwa セトギハ 狭門際」と載っています。