2019.12.28.

【ふつつかもの】

レストランでいろは、ことは、文之介、かるたが飲み物を手に乾杯
ことは「我が家の忘年会に」
4 人「カンパーイ!」
いろは「今年も一年お疲れ様でした。」
みんな、飲みながら
文之介「今年もおねえちゃんがごちそうしてくれんでしょ!」
かるた「よっ、太っ腹!」
いろは「予約までとってくれて、ありがとうね」
ことは「いえいえ、まだまだふつつかものですが、
    来年もよろしくお願いします。」


かるた「(…ん?ふつつかもの?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


ふつつかもの』とは、どういう意味なのでしょうか?



ふつつかもの」とは、
「気のきかない人」「行きとどかない人」のこと。
ふつつか」は平安時代の『源氏物語』にも出てくる言葉で、
元々は「(良い意味で)太く丈夫なさま」を表していました。
後に「太くて丈夫」は、「やぼったい」とされたため、
「ぶかっこうな様子」という意味が生まれ、
現代の意味へと変化していきました。