2020.1.4.

【弁慶の泣き所(べんけいのなきどころ)】

初詣を済ませ、歩いているいろは、ことは、文之介、かるた。
かるた「お兄ちゃん、長いことお願いしていたけど、
    何をお願いしたの?」
文之介「受験本番で緊張しませんように!ってね」
いろは「文ちゃん勉強はバッチリだけど、
    あがり症なのが弁慶の泣き所だものね」


かるた「(…ん?弁慶の泣き所?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


弁慶の泣き所』とは、どういう意味なのでしょうか?


弁慶の泣き所」とは、「強い者の最も弱い所」「ただ一つの弱点」のこと。
弁慶」は、鎌倉時代以降の文芸作品でも活躍する人物
「武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)」のこと。
泣き所」は、そんな弁慶ほどの強者(つわもの)でも、
痛がって泣いてしまう「急所」の意味を表します。
弁慶の泣き所」という言い回しが使われるのは20世紀以降です。