2020.3.14.

【後釜】

書斎で文之介がノートをそろえている。
パソコンを見ているいろはと本を読んでいるかるた。
文之介「よし!」
いろは「文ちゃん、何やっているの?」
文之介「これは天文部で3年間研究してきた内容を
    まとめたノート」
いろは「えーこんなに?」
かるた「見せて!」
とびついて、ノートをめくり、感心しているかるた。
文之介「これを僕の後釜となる部長に譲ろうと思ってさ」


かるた「(…ん?後釜?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


後釜』とは、どういう意味なのでしょうか?


後釜」とは、前の人に代わって、その地位に就(つ)く人のこと。
元は「かまどや炉に、残り火があるうちに次の釜をかけること」を
指しました。
その昔、薪(まき)や炭でおこした火は消してしまうと
新たに火をおこすのに手間がかかるため、
残り火があるうちに次の釜をかけていたことに由来します。