2020.8.15.

【一心不乱】

文之介かき氷機で一生懸命、氷を削っている。
書斎の窓から顔を出し、声をかけるかるた。

かるた「お兄ちゃん!ちょっとここ分からないから教えて」

集中しすぎて、かるたの声が耳に入らない文之介。
勝手口から声をかけるいろは。

いろは「文ちゃん、今日晩ご飯なにがいい?」

氷を削る文之介。集中しすぎていろはの声も耳に入らない


かるた「お兄ちゃん氷削るのに夢中みたい」
いろは「確かに、脇目も振らずにものすごい集中力ね」

かるた「ん?こういうの、なんて言うんだっけ?」
    一心ナニ?あー思い出せない!
    一心ヘックシュン!

かるたが突然くしゃみ!


一心 ? 』答えと、言葉の意味とは?


「注意をそらさず、一つのことに心を集中させている様子」のことを「一心不乱」といいます。
一心」は心をただ一つのことに集中すること。「不乱」は乱さないこと。
元々は「雑念を捨て心を一つにして仏に帰依(きえ)する」という意味の仏教用語で、平安中期の仏教説話集『三宝絵詞(さんぽうえことば)』で使われています。