2020.10.17.

【音沙汰ない】

窓際で大きくため息をつく文之介

いろは「文ちゃんどうしたの?」
文之介「この前、月野先輩に曲を聴いてもらおうと
    送ったんだけど」
いろは「ああ、月野源さんに送っていたわね」
文之介「(携帯をみながら)1か月たつけど返事がないんだ。
    あの後一度も連絡ないし…だめだったのかなぁ。」


かるた「ん?こういうのってなんて言うんだっけ?
    (音ナントカない?)あー思い出せない!
    ヘクシュン!音ヘクシュンない!」

かるたが突然くしゃみ!


 ? ない』答えと、言葉の意味とは?


「便りや連絡がない」状況を表す言葉を「音沙汰ない」といいます。
「音」には古くから、「うわさ、返事」の意味があり「沙汰」は「消息、便り」を表す言葉。
つまり「音沙汰」はこの意味の似た二つの言葉を重ねたもの。
江戸時代中期には「音も沙汰もない」という形で使われていました。