2021.6.12.

【曖昧模糊】

書斎でスマホをみながら悩んでいる文之介
帰ってくるいろはとかるた。
かるた「どうしたのお兄ちゃん?」
文之介「バンドのメンバーの女の子から…告白されちゃって」
ことは「あらぁ~」
文之介、メールの文面を見せる。
「夢の中にキミがでてきた キミは微かに笑ってた」
かるた「ん?……これ告白?好きとか一言も書いてないけど…」
文之介「(メールを読み返して)…え?」
いろは「言われてみるとなんだかぼんやりしてるわね」


かるた「ん?こういうの、なんて言うんだっけ?」
    (曖昧なんだっけ?)あー思い出せない!ヘクシュン!
    曖昧ヘックシュン!


かるたが突然くしゃみ!


『曖昧 ? 』答えと、言葉の意味とは?


物事の内容・意味がはっきりせず、ぼんやりしているさまを「曖昧模糊(あいまいもこ)」といいます。
「曖昧(あいまい)」も「模糊(もこ)」も「物事がはっきりしないこと」という意味。
「曖昧(あいまい)」は中国古代の歴史書『後漢書』に、「模糊(もこ)」は中国、唐の時代の詩に見られます。
曖昧模糊(あいまいもこ)」というかたちでの使用例は明治の作家・坪内逍遙の『当世(とうせい)書生(しょせい)気質(かたぎ)』に見られます。