STORY

第3話
「俺の声届きますか?」

2021年10月20日(水)放送

森生もりお(杉野遥亮)と会っているところを見つかり、姉・イズミ(奈緒)の怒りを買ってしまったユキコ(杉咲花)。心配性のイズミは、無職でヤンキーの森生がユキコに近づくことに猛反対。姉妹の間には険悪な空気が流れる。

そんな中、聴覚に頼ることが多いユキコにとって、背の高い自分の声が届きにくいことがストレスになると知った森生は、なんとかユキコとの身長差を縮める手立てはないかと考える。花男はなお(戸塚純貴)たちとの会話からあることを思いついた森生は、早速ユキコの家にプレゼントを届けに行くが……。森生が玄関に置いたプレゼントは、ユキコの父・誠二せいじ(岸谷五朗)が気づいて家に持って入るが、なぜか、別れた元彼からイズミへのプレゼントだと勘違いされてしまう。その中身は、赤いハイヒール。照れながらも嬉しそうなイズミの様子を、何も知らないユキコは微笑ましく思うが……。

翌日。森生に会ったユキコは、ハイヒールが自分へのプレゼントだったことを知る。プレゼントに込められた森生の一途な思いを知り、素直に嬉しいユキコ。なんとかイズミからプレゼントを取り返そうと考える。
そんな矢先、いつもの喫茶店に溜まっていた森生のもとに獅子王ししお(鈴木伸之)が現れる。店内に緊張が走る中、獅子王が切り出したのは、なんと「就職する」という報告で……!?突然の正社員宣言に一同がどよめく一方、獅子王の姿に刺激を受けた森生は、自分もちゃんと働くことを決意!しかし、ヤンキーの森生には厳しい現実が待ち受けていた……。

そして、赤座家では、ハイヒールを巡って新たな問題が勃発!ユキコに危険な思いをさせる森生が許せない心配性のイズミと、森生との出会いで新しい世界を知り始めたユキコ。お互いの幸せを思うが故に、姉妹は激しく衝突してしまい……。

盲目の漫談家・濱田祐太郎が視覚障害に関する豆知識をわかりやすく解説!

街に溢れる音
人の声が聞き取れなくて、ストレスになること、ありますよね。
街はいろんな音で溢れています。『音』は見えない人にとって視覚を補う大事な情報源なんです。普段、なにげなく耳にしているような音、たとえば車のアイドリング音、人の話し声、ロマンティックと言われがちな雨の音すら、見えない人にとっては、聞きたい『音』を遮る天敵になったりするわけです。
ちなみに僕も、いろんな音が溢れる駅前を一人で歩いている時に「濱ちゃん」って言われたような気がしたんですけど、それは全然知らない人が、「麦茶」って言ってただけだったんです。
ま、どっちか迷ったら笑って下さい。
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