よみひと知らず

“動く卒業アルバムを作ろう”
福島県飯舘村の小学6年生のみなさんと、日本テレビ・福島中央テレビのスタッフが約1年かけて学校生活を共同で記録するプロジェクトを始めました。
今も原発事故の影響で避難生活が続く飯舘村。村の3つの小学校は、隣町にある仮設校舎にて合同で授業を行っています。
このプロジェクト、あくまでも主役は子供達。撮影、リポートするのはもちろん、子供達が行います。今回は、カメラマン、ディレクター、プロデューサーやアナウンサーなどが小学校を訪れ、撮影の仕方やリポートの仕方を教える特別授業を行いました。
撮影する機材は、タブレット型端末。6年生は全員で40人なのですが、手にし始めるとすぐにお友達を撮影し始め、撮影した映像を見ては、あちらこちらから笑いが起こり、あっという間に使いこなせるようになりました！5人ずつグループに分かれて、学校生活の撮影を開始！！チームをまとめるディレクター役1人、カメラマン役1人、そしてリポーター役３人と役割分担をして、グループごとに話し合った撮影スポットへ！仮設校舎の壁には“磁石がくっ付きます”とリポートしたり、洋式の新しいトイレから学校を紹介したり、体育館でバレーボールをする様子を撮影してみたり・・・。それぞれが思う学校の特徴を記録していたのですが、私たちテレビの仕事をしている大人が発想しない豊かな想像力を感じました！！
最終的に１年の記録を１本のビデオにまとめ、“動く卒業アルバム”を完成させます。
生徒のみなさんが今、感じていることを形に残すことで、大きくなった時に大切なものとなるような作品を一緒に作れたらと思っています。

編成局　アナウンス部　鈴江奈々