2024.4.5その21石川県輪島市 かわい保育園・ふれあい健康センター

市來 玲奈(アナウンス部)

令和6年1月1日。祖父母のいる富山県でも震度5強の揺れを観測し、運河沿いを家族と散歩していた私は津波の第一波をこの目で見ました。
緊急地震速報、津波警報、余震。今でも鮮明に記憶に残っています。

能登半島地震から3ヶ月。金沢駅から輪島市へと向かう道中から見えたのは陥没した道路、崩れた崖、屋根をブルーシートで覆った家。
輪島市の朝市通りでは火災で焼け落ちた瓦礫の山、そして骨組みだけになった建物。
甚大な被害の爪痕が今もなお残っていました。

今回、「よみひと知らず 能登半島地震被災地支援」として、輪島市のかわい保育園とふれあい健康センターに伺いました。
テレビ金沢・佐野幸穂アナウンサー、お天気キャスター・木原実さん、そらジローとクイズやゲーム、絵本の読み聞かせ、体操などを一緒に行いました。
最初は快く受け入れてもらえるのか不安でしたが、子どもたちは大きな声を出し、また座っていたみなさんも立ち上がって積極的に元気に身体を動かしていました。

子どもたちや先生、保護者の方々、おじいさん、おばあさん、みなさんの素敵な笑顔をたくさん見ることができ、私の方がパワーをもらえました。
私たちにできることは限られているかもしれませんが、被災した方々の心に寄り添い、少しでも温かい癒しのある時間を過ごしていただきたい、その一心で参加しました。能登の方々と出会えたことを決して忘れずに今後も支援を続けていきたいと思います。
被災地のみなさんが安全に安心して過ごせる日が一日も早く訪れることを心から祈っています。

船木大路(報道局)

「能登の子供たちに元気になれる時間を作ってほしい。」そんな依頼を受け、被災地を支援する「よみひと知らず」の活動が約3年ぶりに再開しました。
新年早々に起きた能登半島地震から約3ヶ月、気象予報士の木原実さん・そらジロー・市來玲奈アナに加え、地元局・テレビ金沢の佐野 幸穂アナなど、支援メンバー計11人が4月5日に石川・輪島市に入りました。

私は発災直後、NNN応援という形でテレビ金沢に入っていましたが、輪島市に入るのはこれが初めてでした。たくさんの家が傾き、崩れ、でこぼこになった道を歩くと平衡感覚が失われたようになってしまうほどで、想像以上の状態にがく然としました。「こんな被害の残る中、どのような雰囲気で支援活動するべきなのか…」思い悩みながら、最初の活動場所である、かわい保育園に向かいました。

しかし、その不安は到着して一変しました。到着してすぐ、玄関で見つけたのは「ようこそ かわい保育園へ」と書かれた、そらジローのイラスト付きポスター。先生方も非常に明るく迎え入れてくれました。各教室からは子供たちの元気な声も漏れ聞こえてきます。
「明るくやりましょう」誰かの一言に反対する人はいませんでした。演者チームはすぐさまリハーサルを開始。本番が始まると、木原さん・そらジローのジェスチャーゲームや、市來アナの絵本を使った発声練習、佐野アナの歌の練習などで子供たちは大盛り上がり。笑い声と暖かい拍手に包まれながら、支援活動を行うことができました。

まだまだ復興に時間がかかるであろう状態の中、今回の活動の“少しの特別な時間”の中で、思いっきり笑顔になってもらえたことは、支援チームにとっても嬉しい体験でした。活動を通して「元気になれる時間」をお互いに交換して帰ってこられたと思っています。

参加者(日本テレビ)
現地:木原実(気象予報士)、そらジロー、市來玲奈、佐野幸穂(KTKアナウンサー)、
小林景一、船木大路、菅原将峻、向井美奈子 ほか
本社:鈴江奈々、高柳裕美 ほか
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