話題のテノール歌手 ポール・ポッツ登場!
今回は、先ごろ開催された「読売日響×ポール・ポッツ グランドコンサート」の模様からお送りしました。
ポール・ポッツ
2007年、イギリスの人気オーディション番組で優勝し、携帯電話の
セールスマンから一夜にして世界的スターとなった。
デビューアルバムは全世界で400万枚の大ヒット。
映画「のだめカンタービレ」の劇中曲を歌い話題を集めた。
2007年、イギリスの人気オーディション番組で優勝し、携帯電話の
セールスマンから一夜にして世界的スターとなった。
デビューアルバムは全世界で400万枚の大ヒット。
映画「のだめカンタービレ」の劇中曲を歌い話題を集めた。
〜ポール・ポッツ×古市幸子〜
古 市:今回は何回目の来日でいらっしゃいますか?
ポッツ:今回が9回目になると思います。
古 市:かなり日本にはいらしているんですね。
日本の聴衆のイメージはどのように思っていらっしゃいますか?
ポッツ:日本の聴衆の皆さんはとてもあたたかく見守ってくださるので、
日本に来ることが出来てとても光栄に思っています。
またこの過去4年間で日本の様々なところへ行くことが出来て、
とても嬉しく思っています。
古 市:日本を代表するオーケストラ、読売日本交響楽団との共演は
いかがでしたか?
ポッツ:これまで様々なオーケストラと共演させて頂きましたが読売日響さんとの共演をとても楽しみにしてまいりました。
とても素晴らしい音を作り出してくださるので昨日のリハーサルでも素晴らしい共演をすることが出来ました。
古 市:ポッツさんは36歳でデビューするまでは、様々な困難に
ぶつかりながらもテノール歌手になる夢をあきらめずに音楽活動を
続けられましたが、そこまでポッツさんを支えたものというのは
何だったのでしょうか?
ポッツ:決して諦めないということでしょうか。私は「ブリテンズ・ゴッド・タレント」
のオーディションを受ける前まではもう本当に歌を諦めかけたことも
あったのですがそのオーディションを受けて人生が変わりましたし、
やはりチャンスをつかむということ、そして決して諦めないという
気持ちだと思います。
古 市:最新アルバム「ニュー・シネマ・パラダイス」には古い映画から新しい映画まで色々な映画音楽の名曲がたくさん
収録されていますが、選曲のポイントをお聞かせいただけますか?
ポッツ:私は「E.T.」という映画のサウンドトラックを聞いたことがきっかけでクラシックを聞き始めました。
その後オペラを聞き、色々と世界が広がっていったということがありますので、やはり映画音楽を取り上げました。
コンサートでは、アンコールを含め14曲の映画音楽の名曲を演奏してくださいました。
今回の放送では、その中から9曲をお送りいたしました。
青い影(センツァ・ルーチェ)
禁じられた色彩(映画「戦場のメリー・クリスマス」から)
ゴッドファーザー 愛のテーマ(映画「ゴッドファーザー」から)
ある愛の詩(映画「ある愛の詩」から)
この素晴らしき世界(映画「グッドモーニング、ベトナム」から)
ニュー・シネマ・パラダイス(映画「ニュー・シネマ・パラダイス」から)
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(映画「タイタニック」から)
そしてゲストヴォーカルとして登場した、
日本の歌姫カノンさんとのコラボレーションが実現!
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」をデュエットで披露してくださいました。
さらにアンコールでは、「大震災で被災された方々、救助や復興に
尽力している方々のために捧げたい」と、
プッチーニ作曲 歌劇「トゥーランドット」から“誰も寝てはならぬ”を歌ってくださいました。
読売日本交響楽団は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者を支援するためのチャリティーコンサートを開催しました。
2011年4月2日 東京文化会館にて
東京・春・音楽祭 〜東北関東大震災被災者支援チャリティー・コンサート〜
読売日本交響楽団 特別コンサート
名誉客演指揮者の尾高忠明さんのタクトのもと、
バーバー作曲「弦楽のためのアダージョ」、
そしてマーラー作曲「交響曲第5番」を演奏。
このコンサートの収益金はすべて被災地へ義援金として寄付されました。
また、読売日本交響楽団OBアンサンブルも、2011年3月29日、
ロイヤルパーク汐留タワーにて、チャリティー・ロビー・コンサートを開催。
たくさんの方々が演奏に耳を傾け、チャリティに参加してくださいました。
さらに、2011年4月7日、東京オペラシティにて行われた「深夜の音楽会公開録画」においても、たくさんの方々に義援金のご協力を頂きました。この日お預かりした義援金143,610円はすべて「24時間テレビ」を通じ被災地へ送られます。
皆様のご協力、本当にありがとうございました。
被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに、被災地の1日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
楽員が聴きどころを紹介!
読響コンサートへの誘い!!
〜首席ティンパニスト・岡田全弘〜
6月16日(木) PM7:00 サントリーホール
6月17日(金) PM7:00 東京オペラシティコンサートホール
《オール・モーツァルト・プログラム》
モーツァルト/交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
モーツァルト/レクイエム ニ短調 K.626
6月17日(金) PM7:00 東京オペラシティコンサートホール
《オール・モーツァルト・プログラム》
モーツァルト/交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
モーツァルト/レクイエム ニ短調 K.626
指揮:パオロ・カリニャーニ
ソプラノ:アンナ・サムイル
アルト:ダニエラ・ピーニ
テノール:ディミトリー・コルチャック
バス:アンドレア・コンチェッティ
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:田中信昭
ソプラノ:アンナ・サムイル
アルト:ダニエラ・ピーニ
テノール:ディミトリー・コルチャック
バス:アンドレア・コンチェッティ
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:田中信昭
首席ティンパニ 岡田全弘
モーツァルトのレクイエムは、私がティンパニをオーケストラの中で初めて叩いた思い出深い曲です。そのときは大学1年生の同級生だけで演奏したのですが、冒頭のソプラノのメロディからなんて美しい音楽なのだろうと思いました。ティンパニはその美しい旋律を引き立てるために「怒りの」とか「呪われし」というタイトルがついている曲で特に活躍します。作曲家の最後の未完の作品というのは思い入れを感じますよね。特に我々シンフォニーオーケストラではあまり宗教色のあるレクイエムやミサとかはあまりプログラムに取り上げられませんのでそういう意味でも楽しみですね。
コンサートの詳細は読売日響ホームページ http://yomikyo.or.jp/をご覧下さい。