2014年5月21日(水)深夜2:29〜3:59
(90分拡大版)

BS日テレでは
5月31日(土)朝6:30〜8:00に放送

指 揮 山田和樹
     尾高忠明
     小林研一郎
ピアノ 河村尚子
     小林亜矢乃
管弦楽 読売日本交響楽団
司 会 松井咲子(AKB48)

ベートーヴェン作曲:
交響曲第3番 変ホ長調 作品55 <英雄>

※2014年2月27日 東京芸術劇場

モーツァルト作曲:
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 
K.488 から第2楽章・第3楽章
交響曲第35番 ニ長調 
K.385 <ハフナー> から第3楽章・第4楽章

※2014年3月28日よみうり大手町ホール



≪期待のマエストロ・山田和樹の英雄!!≫
5月は放送時間を90分に拡大したスペシャル版です。読響が話題となった活動情報と共にお送りしました。

2014年秋からモンテカルロ・フィルの首席客演指揮者に就任することが決定し、さらに期待が高まっている若手マエストロ・山田和樹さんが先月に引き続き登場。ベートーヴェン作曲交響曲第3番「英雄」をお送りしました。
山田和樹
1979年神奈川県生まれ
2001年東京藝術大学指揮科卒業。
2009年にはブザンソン国際指揮者コンクールで優勝後、スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者に就任。
今年の秋にはモンテカルロ・フィルの首席客員指揮者に就任するなど、国内外で注目されている若手指揮者である。


指揮者 山田和樹インタビュー
Q.読響の印象は?
オーケストラが持っている潜在的なパワーがかなり大きいですね。とにかく指揮に対する反応がとても素早い。指揮者の音楽を嗅ぎ取るというか、汲み取る能力がものすごく高いオーケストラだと思います。

Q.山田さんにとっての「英雄」とは?
小林研一郎先生ですね。先生の背中を今も追いかけています。僕にとって先生の背中はとても大きく見えますね。僕が海外で勉強し始め言葉の壁などで悩んでいた頃、先生がオランダのアーネム・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するリハーサルを見に行きました。そのときは先生の後ろ姿を眺めているだけで涙が止まりませんでしたね。僕にとってこれほどまで音楽や人に対して「愛」というものを感じる人は先生以外いません。

≪よみうり大手町ホール開館記念 スペシャルコンサート≫
3月28日、東京・大手町の読売新聞本社内に「よみうり大手町ホール」がオープンしました。
その記念すべきこけら落とし公演として、読響のスペシャルコンサートが行われ、番組ではその模様をお届けしました!
指揮者に読響名誉客演指揮者・尾高忠明さん、ピアニストに河村尚子さんを迎え、デュカス作曲「舞踏詩<ラ・ペリ>へのファンファーレ」で華々しく開幕。今回の放送ではモーツァルト作曲「ピアノ協奏曲第23番」「交響曲第35番<ハフナー>」をお送りしました。小編成の演奏はホールの特徴である豊かで鮮明な音響を生み出し、満場の客席からは聴きごたえのある演奏に盛大な拍手が送られました。また、<読売プレミアム>では読響スペシャルコンサートの全曲演奏を6月30日まで配信しています。※視聴には会員登録(有料)が必要です。


≪「きぼうの音楽会」inいわき≫
3月3日、福島県いわき市のいわき芸術文化交流館アリオスで復興支援特別公演「きぼうの音楽会」inいわきが開催されました。指揮者はいわき市出身・小林研一郎さん。娘である亜矢乃さんと共演し、チャイコフスキー作曲「ピアノ協奏曲第1番」を演奏。また、被災地に残された流木や家屋の材木を使って作られた「震災ヴァイオリン」を使って、コンサートマスターの日下紗矢子さんが、エルガー作曲「愛のあいさつ」で独奏を披露しました。最後に地元いわき出身の小林研一郎さんが思いを込めて指揮する「ボレロ」が終わると、「ブラボー!」という歓声と共に会場が熱狂的な拍手で包まれました。
演奏会を終えて、小林さんは・・・・
「今日の演奏をお聴きになった方々にはこの感動を胸に、またひたむきに歩んでいただけるにではないかと思っています。」


読響コンサートへの誘い!!〜 from 瀬 泰幸 (コントラバス)


指揮者のヘンヒェンさんはドイツ・ドレスデンの有名な合唱団出身の巨匠です。ドイツ語圏の作品を熟知した方と一緒に演奏ができることをとても楽しみにしています。
7月8日(火)19:00開演
東京芸術劇場
7月9日(水)19:00開演
サントリーホール


ブラームス
 悲劇的序曲 作品81
シューベルト
 交響曲第7番 ロ短調D759「未完成」
ブラームス
 交響曲第1番 ハ短調作品68


指揮:ハルトムート・ヘンヒェン


コンサートの詳細は読売日響ホームページ http://yomikyo.or.jp/をご覧下さい。

山田和樹(指揮者) Kazuki Yamada(conductor)
歴史と伝統を誇る名門楽団、スイス・ロマン管の首席客演指揮者を務める我が国期待の若手指揮者。本年9月には、モンテカルロ・フィル(モナコ公国)の首席客演指揮者に就任することが決定している。
1979年神奈川県秦野市生まれ。東京藝術大学指揮科で小林研一郎、松尾葉子の両氏に師事。2009年、第51回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝および聴衆賞の受賞を機に欧州でのキャリアをスタートさせ、BBC響、パリ管、フィルハーモニア管、ケルンWDR(西ドイツ放送)響、ベルリン放送響、サンクトペテルブルク・フィル、チェコ・フィル、バーミンガム市響、イェーテボリ響などといった一流楽団との共演を重ねている。国内でも主要オーケストラに客演しており、現在は日本フィルの正指揮者、仙台フィルのミュージック・パートナー、オーケストラ・アンサンブル金沢のミュージック・パートナーを務めるほか、自身が学生時代に設立した横浜シンフォニエッタの音楽監督、また東京混声合唱団のレジデント・コンダクター(本年4月には音楽監督に就任)も務めている。これまでに出光音楽賞、渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、文化庁芸術祭音楽部門新人賞を受賞。ベルリン在住。読響とは2011年8月に初共演、今回が2度目の共演となる。
尾高忠明 (指揮者) Tadaaki Otaka (conductor)
1974年生まれ。1992年〜98年、読売日本交響楽団の第6代常任指揮者を務め、現在は名誉客演指揮者。国内主要オーケストラへの定期的な客演に加え、ロンドン響、ロンドン・フィル、BBC響、バーミンガム市響、ベルリン放送響、フランクフルト放送響等へ客演している。第23回サントリー音楽賞受賞。1993年ウェールズ音楽演劇大学より名誉会員の称号を、ウェールズ大学より名誉博士号を、1997年英国エリザベス女王より大英勲章CBEを授与された。さらに1999年には英国エルガー協会より日本人初のエルガー・メダルを授与されている。2012年有馬賞(NHK交響楽団)受賞。現在NHK交響楽団正指揮者、新国立劇場オペラ芸術監督、札幌交響楽団音楽監督、BBCウェールズ交響楽団(現BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団)桂冠指揮者、東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、紀尾井シンフォニエッタ東京桂冠名誉指揮者を務めるほか、東京藝術大学音楽学部指揮科主任教授、相愛大学音楽学部客員教授、京都市立藝術大学音楽学部客員教授として後進の指導に当たっている。
河村尚子 (ピアニスト) Hisako Kawamura (piano)
ハノーファー国立音楽芸術大学在学中、ミュンヘン国際コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクールにて優勝し一躍世界の注目を浴びる。最近ではベルリン放送交響楽団(ヤノフスキ)、NHK交響楽団(ノリントン)、ロシアナショナル管弦楽団(プレトニョフ)との共演が好評を博した。2013年には読売日本交響楽団(テミルカーノフ)、日本フィルハーモニー交響楽団(ラザレフ)、チェロのクレメンス・ハーゲンとの共演のほか、秋には名門チェコ・フィルとのプラハ公演および日本ツアーに参加。新日鉄音楽賞、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞受賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞、ホテル・オークラ音楽賞を受賞。CDは「夜想(ノットゥルノ)〜ショパンの世界」「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、シューマン:フモレスケ」「ショパン:バラード」(RCA Red Seal)などをリリース。