日時
2017年9月21日(木)午前2:59~3:59(水曜深夜)
BS日テレでは2017年9月30日(土)朝7:00~8:00に放送
出演
指揮 川瀬賢太郎
管弦楽 読売日本交響楽団
司会 松井咲子
曲目
♪ショスタコーヴィチ作曲
交響曲第12番 ニ短調 「1917年」 作品112
♪ショスタコーヴィチ編曲(ユーマンス作曲)
タヒチ・トロット~二人でお茶を~ 作品16
※2017年6月7日ミューザ川崎シンフォニーホールにて収録
日本のクラシック界を担う新鋭として注目され、エネルギッシュな音楽活動を行っている指揮者・川瀬賢太郎さんが登場!
川瀬&読響の熱気あふれる ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第12番 〈1917年〉をお送りしました。
指揮者・川瀬賢太郎
1984年生まれ、32歳。
東京音楽大学で指揮を学び、広上淳一、チョン・ミョンフンに師事。
2011年 名古屋フィルハーモニー交響楽団・指揮者
2014年 神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任。
ショスタコーヴィチ作曲
交響曲第12番 ニ短調 「1917年」 作品112
1917年に起きたロシア革命の指導者・レーニンの
功績をたたえるために書かれた作品。
1961年10月1日にエフゲニー・ムラヴィンスキーの指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団により初演。
川瀬賢太郎 インタビュー
この作品は「ロシア革命」を扱っていますが、表向きは「その革命を讃えている」「かっこいいメロディー」「かっこいいリズム」そういう所があると思います。
ただ楽譜を読んでいると、「何でこんなかっこいいメロディーにこんなグロテスクなハーモニーがついているのだろう」と…。
ものすごく明るく聴こえているけれど、実は内面に持っているものはすごくグロテスクという。
「国民のために」と、口では美しいことを言っているけれど、内心どう思っているのかなという、その「二面性」のコントラストを読響の皆さんと創っていくということを一番重要視して演奏しました。
熱気溢れる交響曲の後は・・・ほっと一息。
アンコールには、ショスタコーヴィチが編曲した
ショスタコーヴィチ編曲(ユーマンス作曲)
「タヒチ・トロット ~二人でお茶を~ 作品16」
をお送りしました。
演奏者の略歴
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川瀬賢太郎(指揮)
Kentaro Kawase (conductor) -
1984年東京生まれ。東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻(指揮)を卒業。これまでに、ピアノ及びスコアリーディングを島田玲子、指揮を広上淳一、汐澤安彦、チョン・ミョンフン等各氏に師事。2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞。
各地のオーケストラから次々に招きを受けている。2012年1月には、細川俊夫作曲 平田オリザ演出、オペラ「班女」広島公演で指揮し、オペラデビュー。その後細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」、オペラ「リアの物語」を指揮、喝采を浴びる。
海外においてもイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、2012年10月にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演を成功させた。2015年9月にはひろしまオペラルネッサンス公演にてモーツァルト作曲オペラ「フィガロの結婚」を、2016年11月には日生劇場NISSAY OPERA2016にてモーツァルト作曲オペラ「後宮からの逃走」を、2017年3月にはiichiko総合文化センター・神奈川県民ホール・東京二期会・神奈川フィルハーモニー管弦楽団 共同制作公演モーツァルト作曲オペラ「魔笛」を指揮、躍動感溢れる演奏を聴衆に届けた。
2007年~2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。
現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団指揮者、神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督、三重県いなべ市親善大使。2015年「渡邉暁雄音楽基金」音楽賞、第64回神奈川文化賞未来賞を受賞。2016年第14回 齋藤秀雄メモリアル基金賞、第26回「出光音楽賞」、横浜文化賞 文化・芸術奨励賞を受賞。