演奏レビュー

10月放送予定

2023年10月19日(木)2:35~3:35(水曜深夜)
BS日テレ 10月28日(土)朝7:00~8:00

10月放送ナビゲーター

樫本大進

10月放送プログラム

細川俊夫作曲   ヴァイオリン協奏曲 〈祈る人〉(国際共同委嘱/日本初演)
モーツアルト作曲   交響曲第31番 〈パリ〉 から

(2023年7月27日 サントリーホールにて収録)


演奏者の略歴

樫本大進(ヴァイオリン)
樫本大進(ヴァイオリン)
DAISIN KASHIMOTO
ヨーロッパ楽壇の最前線で活躍している、日本を代表する名手。
フリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両コンクールでの第1位など、5つの権威ある国際コンクールで優勝。
マゼール、小澤征爾、ヤンソンス、ラトルら著名指揮者のもと、国内外の楽団と共演した。
室内楽でも、クレーメル、堤剛らと共演を重ね、現在は兵庫県で「ル・ポン国際音楽祭〜赤穂・姫路」を音楽監督として率いている。
2010年からはベルリン・フィル第1コンサートマスターとして活躍する。
主なCDに、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(ワーナー・クラシックス)など。
使用楽器は、株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1744年製デル・ジェス「ド・ベリオ」。
読響とは1998年以来、2回目の共演。
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
SEBASTIAN WEIGLE
1961年ベルリン生まれ。1982年にベルリン国立歌劇場管の首席ホルン奏者となった後、巨匠バレンボイムの勧めで指揮者へ転身。2003年には、ドイツのオペラ雑誌「オーパンヴェルト」の「年間最優秀指揮者」に選ばれ注目を浴びた。2004年から2009年までリセウ大劇場の音楽総監督を務め、評判を呼んだ。
2008年から今夏までフランクフルト歌劇場の音楽総監督を務めた。2011年に同歌劇場管が「オーパンヴェルト」誌の「年間最優秀オーケストラ」に、2015年、2018年、2020年には同歌劇場が「年間最優秀歌劇場」に輝くなど、その手腕は高く評価されている。
読響には2016年8月に初登場し、2019年から第10代常任指揮者を務めている。
2021年にはメトロポリタン歌劇場でムソルグスキー<ボリス・ゴドゥノフ>を、2022年7月にはバイエルン国立歌劇場でR.シュトラウス<影のない女>を指揮するなど、国際的な活躍を続ける。2023年7月、フランクフルト歌劇場での最後の公演としてルディ・シュテファンの〈最初の人類〉を振り、話題を呼んだ。
これまでに、バイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭に出演したほか、ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、英国ロイヤル・オペラなどに客演。ベルリン放送響、ウィーン響、フランクフルト放送響などの一流楽団とも共演を重ねている。コロナ禍では何度も隔離期間を経て来日し、読響と充実した演奏を繰り広げファンを魅了した。
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