2009年03月26日

 

収録に向けて・・・

お久しぶりです。AD歯゛っ歯です。
久しぶりすぎて、何だか照れます。

昨日、会場下見のため、池袋の東京芸術劇場へ行ってきました。
4月にあります、次期常任指揮者、シルヴァン・カンブルランさんの収録に向けてです。
全部で6台あるカメラの、置く位置を決めたりしています。
img_05.jpg
客席バルコニーにカメラを置いた場合の見え方を確認するスタッフたち。
歯゛っ歯が、ビオラ首席の位置に立たされていて、そこから録ってみました。
実はカメラの位置というのは、ステージとかなり距離があるので、
わずかな位置の違いで、録りたい楽器が譜面台で被って見えなかったり、
マイクの棒に被ったり・・・と、本当にシビアな調整が必要なんですショック!

そしてそして・・・カメラ台数的に客席の中に置くものが多いんですが、
指揮者の表情を狙う為に、ステージ上にも小さいリモコンカメラを置いたりもしますキラキラ
そのおかげで、本当は演奏者にしか見ることのできない角度から、
指揮者の細かい仕草などもバッチリ押さえられるんですね~ピース!

カンブルランさんはフランスのご出身なので、指揮を振る時もフランスのお洒落~な雰囲気を醸し出すのでしょうか・・・。
まだ歯゛っ歯は実際にお会いしたことがないので、今から楽しみですキラキラ


フランスといえば!次回放送の「深夜の音楽会」は、フランスのカリスマピアニスト、フランク・ブラレイさんが登場します。
ジャケットの下に着た赤いシャツがセクシーなブラレイさんは、4月8日放送です!
お見逃しなくハート

歯゛っ歯

シベリウスの交響曲第5番作品82は、ト短調ではなく変ホ長調だと思いますが?

ルブレパリ
2009年06月05日

>ルブレパリさま
ご指摘ありがとうございます。ご指摘の通りです。修正させていただきます。

深夜の音楽会
2009年06月07日
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2009年03月26日

 

祝!WBC日本連覇!!!

WBC、スゴかったですねぇ。侍JAPANの皆さん、本当におめでとうございましたっ!!! ピース!

日本テレビでも多くの人たちがテレビに釘付けでした。食堂に設置されているテレビは自社の放送が流れているため、ワンセグが大活躍!みんなうつむきながらご飯を食べていると言う不思議な光景でした。
…な~んて、会社のブログで他社の放送を見ている様子をご紹介するのもなんですが、むしろ、これだけ多くの方の関心事に無頓着なテレビ局だとしたら、そっちのほうが方がおかしいですよね。当然のように、10回にイチロー選手が勝ち越しヒットを打った場面では、制作セクションのフロアでも歓声が上がっておりましたヨ。和む

『名勝負』と断言できる決勝戦。放送に関わったスタッフの皆さんも“テレビの仕事をしていて良かった”、って思っておられることでしょうね。視聴率もスゴかったけど、それとは別に感じる大きな想いがあることと思います。チョットうらやましぃ。。。

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そう言えば、だいぶ前にこんな話を聞いたことがあります。
「“男にとって最高の職業”は“オーケストラの指揮者”と“連合艦隊の司令官”と“プロ野球の監督”」だと。“連合艦隊”なんて言葉が出てくるんですから、だいぶ昔の話ですね。職業の話が男限定なところも時代でしょうか。

でも、言ってることはチョット分かる気がします。

確かに、野球の監督さんは自らバットを持つわけではなく、指揮者も音を出すわけでは無いと言う点で共通していますし、監督も指揮者も個性豊かなメンバーを束ね、一つの方向に導いていかねばなりません。その責任の大きさに“仕事としての喜び”がある。確かにカッコイイですよね。
そのステージのレベルの高ければ高いほど、確かな手腕とカリスマ性が問わることになるでしょう。
そして、人気・実力の高い集団ほど、「指揮官は誰か」と言うことが周囲の大きな関心事になっていきます。“憧れ”は当人にとっては“プレッシャー”とも同義かもしれません。

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3月。読響は常任指揮者スクロヴァチェフスキさんのタクトの元、実に素敵な音楽を奏で続けてくれました。ブルックナー・ブラームス・ベートーヴェン・チャイコフスキー・モーツァルト・ストラヴィンスキー…どんな短い音にも繊細な気配りを感じることができる、まさに今最高のコンビならではの演奏。3つのプログラムのどれをとってもワクワク・ゾクゾク・ドキドキ・ワクワク・ウルウル・ゾクゾクの連続でした。
この顔合わせが、この9月来年3月で聴き納めになってしまうのが残念でなりません。

そして迎える4月。
そのミスターSから常任のバトンを受けるカンブルランさんが登場します。
お披露目とも言える今回の来日では、ドイツ系の曲でまとめたプログラムと、マエストロの故郷フランスの作品で固めたプログラムの2つのラインナップで指揮台に登場。これらの演奏会では、2010年以降の読響の飛躍を一足早く感じることができるはずです。ファンの方々は、様々な思いを抱きながら会場へお越しになることでしょう。

なお、番組では“フランスものプログラム”の演奏会を収録・放送する予定です。
我が読響と新しいシェフとの出会い。ぜひこのブログでも色々とお話させていただきたいと思っています。

まさ様、スタッフの皆様、こんにちは。
まさに「ばらの騎士」の映像にくぎ付けで深夜の眠気も何処かへ飛んでしまった今夜の放送でした!
一つ一つの場面が「深夜の音楽会」の意思を感じさせる素晴らしい映像だと思います。
チューバの演奏場面で後ろに別のチューバが置かれてましたが管が違うのでしょうか?
最後に放送中は「まさ」さんや「歯゛っ歯」さんのブログが頭をよぎるようになりました^^

ベルキャット
2009年04月09日

ベルキャットさま

お返事が遅くなって申し訳ありません。
チューバに関してですが、読響チューバ奏者の次田さんにお尋ねしてみました。
あの日、「ばら騎士」ではC管を使用しており、他のプログラムで、F管を使用していたそうです。
後ろに置いてたのは、F管だったみたいです(^^)
細かい所、よく気づかれましたね!!
さてはベルキャットさんも管楽器奏者・・・??

歯゛っ歯
2009年05月01日

歯゛っ歯様、こんにちは。
一視聴者の為にわざわざ調べてくださり感謝感激です!!そして楽団員の方との人脈をお持ちになっておられる歯゛っ歯さんが羨ましい限りです!!私のようなサラリーマンがアーティストと会話することなど一生ないでしょう。ご察しの通り私は学生時代チューバ吹きで憧れは亡きジョン・フレッチャー氏でした。今も思い出したようにPJBEを聴いています。この度の歯゛っ歯さんのご親切に改めてお礼を申し上げます。

ベルキャット
2009年05月04日
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2009年03月13日

 

ミスターS

こんにちは。ディレクターのまさです。久々の更新です。
 
 
先日、サントリーホールでの「名曲シリーズ」を聴きに行きました。(2009年3月9日〔月〕)
スクロヴァチェフスキさん指揮のブルックナー・交響曲第1番をメインとしたプログラム。ほんと、堪能しました。
 
そんな中、特に感動したのはブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」。初っ端のテーマが始まった瞬間から鳥肌モノでした。オーボエの辻さんを中心とした木管アンサンブルの温かい響きがホールに広がり、キラキラと降り注いでくるようなブラームス。続くバリエーションでも様々な表情を見せるオーケストラに釘付け。あっと言う間の20分でした。
 
正直言うと、これまで、この曲でこんなに感動したことはありませんでした。
良い曲だなぁ。と、印象を新たにした一夜。マエストロ&読響の皆さんに感謝です。
 
 
スクロヴァチェフスキさんの任期もあと一年。どの曲も聴き逃せません。

そして今月、週明けには「ミサ・ソレムニス」、その週末は「ブラ4」「弦楽セレナーデ」と名曲揃いのプログラムです。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?
 

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2009年03月03日

 

「椅子」の秘密

こんばんは。ディレクターのまさです。
 
ルンルン先日の公開収録ではたくさんのお客様にお越しいただきありがとうございました。指揮者の藤岡幸夫さんソリストの村治奏一さん、そして読響の皆さんの熱い演奏、ご堪能いただけたことと思います。本番前には藤岡さん&村治さんのインタビューも収録。熱く&楽しく、音楽への想いを語ってくださいました。
地上波での放送5月13日(水)深夜の予定です。どうぞご期待ください。
 
 
ルンルンさてさて、今日は「椅子」のお話し。
 
写真は、人見記念講堂のステージに並べれられた楽員さん用の椅子です。
20090303222537.jpg

ご覧の通り、青い椅子とベージュの椅子が混在していました。実は、青い方は会場でお借りした椅子。ベージュの方はオケが練習所から持ち込んだ椅子なんです。
 
現在、読響の演奏会のほとんどが、サントリーホールと東京芸術劇場の2会場で行われています。そしてこの2つのホールは、なんと、同じメーカーの椅子を使用しているのだそうです。一般に座り心地の良い椅子では《座面が背もたれに向かって下がっている》のに対し、このメーカーの椅子の特徴は《座面がフラット》であること。これが前のめりになって演奏するオーケストラのプレイヤーにとっては、演奏のしやすさにつながるのだそうです。そのため、読響は練習所でもこれを同じ椅子を使用。
楽員さんが音楽に集中できる環境作りが、こんなところにもありました。
 
そして人見記念講堂の椅子は、前述の緩やかに《座面が背もたれに向かって下がっている》タイプ。座り心地は抜群ですが、楽員さんの演奏スタイルによっては、その座り心地の良さが仇になってしまうこともあり、こうして練習所から可能な数だけの椅子を持ち込んでいるのだそうです。
 
 
このお話を伺い、昨年、サントリーホールで聴いたウィーン・フィルでは、いつものとは違う椅子を使っていたのを思いました。あれももしかして…。
 
良い演奏を届けるために…、
演奏家の皆さんが音楽に没頭できるように…、
色んな秘密がステージのあちらこちらに隠されているのですね。
 

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