2010年05月04日

 

5月です。

こんばんは。ディレクターのまさです。
 
カンブルランさんの常任指揮者就任披露。日付の上ではもう昨日になりますが、大阪での演奏会も盛況だったそうですね。おめでとうございます。
 
お客様の盛大な反応からは、これからの読売日本交響楽団の歩みに期待を抱かれた方が多いのではないか、と推察します。実際に会場でお聴きになった皆さまはいかがでしたか?
今回、残念ながら生の演奏をお聴きになれなかった皆様には、7月に「春の祭典」「モーツァルトの交響曲第41番」を放送する予定ですので、ぜひテレビでお確かめいただきたいと存じます。
そしてその7月にはカンブルランさんが再び来日。東京と名古屋で4つのプログラムを披露して下さいます。ぜひ会場に足をお運びください!
 
 
 
さて、早いもので5月。
先日までの寒さもどこへやら、連休日和が続いて居ます。
 
そしてつい先日、日本の伝統文化の拠点として長く愛されてきた東京・銀座の歌舞伎座が、最後の時を迎えました。
 
「閉場式」は残念ながら行かれませんでしたが、「四月大歌舞伎」は第一部・第二部・第三部の全てを観劇。千秋楽には第一部を観ることが出来ました。
 
中村吉右衛門さんが人間国宝の中村富十郎さん、坂田藤十郎さんと共に演じた「熊谷陣屋」。さいごまでいつもの通り。特別なことなく演じる姿に、“歌舞伎はこれからも続いていくんだ”という強い無言のメッセージが感じられます。

そして、中村勘三郎さんが、2人の息子勘太郎さん・七之助さんと共に演じた家の芸「連獅子」。3人がまさに息もピッタリに長い毛を振り続ける勇壮な姿。最後は全身で、“精根尽き果てるまで!”と言うに相応しい熱演。
終演後は歓声と拍手がいつまでも鳴りやまない興奮の坩堝となりました。
歌舞伎座の最期に感謝と惜別の想いをぶつける様は、感動的で美しかったです。
 
 
 
歌舞伎座が出来たのは昭和26年。
まだ戦後の傷跡が残る時代に建てられた歌舞伎の殿堂。
 
出来た頃は、決して良い評判ばかりではなかったようです。
それでも、数々の名優が芸を磨き、観客を喜ばせ、また新たな役者が誕生し、最高の芸を提供し続ける。そんなことの繰り返しが、歌舞伎座を“殿堂”にしたのだと思います。
 
 
思えばクラシック界も似ていますね。
東京文化会館からほとんどのオーケストラが定期公演を別の会場に移した頃、新しい場所での演奏会は何か物足りない感じがあったことを思い出します。
それが現在では、サントリーホールをはじめとする“殿堂”と呼ぶに相応しいホールがあります。それは決して会場の音響の問題だけではないでしょう。
内外のオーケストラやアーティストたちが鎬を削り、観客を喜ばせ、次の音楽家たちがその舞台を目指す。。。この繰り返しが、“殿堂”を作り出したに違いありません。そしてその歴史の中で、日本から世界へ発信を始めた読響も大きく貢献していることは間違いありません。
 
 
素晴らしいスタートを切ったカンブルランさんと読売日本交響楽団。
これからどんな演奏で私たちを刺激し、楽団の魅力を高めていくのでしょうか?
と同時に、読響の本拠地であるホールを“より高い価値のある殿堂”として行ってくれるのでしょうか?
大きな期待を持って、応援して行きたいですね。
 

大阪での就任演奏会を聴きました!大満足でした!
一緒に行った友人も「日本に読響あり!だね」と初読響に大満足で、連れて行った自分もその様子に益々大満足でした。
大阪のシンフォニーホールは在阪クラシックファンにとってはまさに「殿堂」ですが、その「殿堂」にふさわしい就任演奏会でした。次の大阪公演も首を長くして待ってます。
長文失礼しました。

ジャック
2010年05月06日

ジャックさま。こんにちは。
シンフォニーホール、素晴らしいホールですよね。そこでの読響もまた格別だったことと思います。コメントありがとうございました。

まさ
2010年05月07日

まず、HP内の表示ミスを指摘したい。チャイコフスキー「交響曲第6番悲愴」(スクロバチェフスキー指揮)の動画「第4楽章」に至っては「交響曲8番」と表示されていた。第1~4楽章全て通して「第6番」です。
5月15日の芸術劇場のテミルカーノフ指揮の「第5番」(チャイコフスキー)も良かった。動画アップして欲しい。

とおる
2010年05月28日

とおる様

HP表記ミスのご指摘ありがとうございます。情報入力時にミスが生じたようです。今後は気をつけて参ります。ありがとうございました。
また、チャイコフスキーの5番のリクエスト、ありがとうございます。残念ながら今回のテミルカーノフさんの公演は収録しておりませんでした。動画掲載のご期待に添えず申し訳ありません。

今後とも、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

まさ
2010年05月28日

動画ないんですか、残念。そう言えば当日、芸術劇場「カメラ=録音・録画機材なかったですよね(泣)、ってことは「深夜の音楽会」の放送もなし…。9月23日の「読響」演奏会「悲愴」も行く予定で、チケット会場で予約しました、都合がつけは…ですが。平日はなかなか動けず、土・日は「チケットセンター」が休みで連絡を取ることが出来ません。車椅子の障害者です…だからと言うわけではありませんがホームページからチケット購入に関するやり取り「読響」と、もしくは「日テレ」のホームページからメールでやり取りできるといいですね、至急検討してください。他団体(オーケストラ)のことを言って申し訳ないのですが、日本フィルはホームページからの問い合わせが可能ですよ。遠方から聴きに行く人にとっては、そういうシステムはありがたいのでは。5月15日の読響は「チケットガイド【e+(イープラス)】の会員ですが、『身障の席は読響さんが全て抑えているので販売できません」と言われ、当日会場で引き換えで対応していただきました。チケットももう少し安くなるといいですねー。(映画は手帳提示で1000円ですし)。ご検討ください。

とおる
2010年05月31日

とおる様
 
テミルカーノフさんの公演のTV放送・Web配信につきましては、限られた放送回数の中で全てをお伝えできないという此方の事情によるもので、何卒ご容赦くださいませ。ご意見は今後の参考にさせていただきます。
 
また、車いす席のチケットの件ですが、読響事務局に問い合わせましたところ、「読響チケットセンター」にて一括して取り扱っているとのことです。

チケットセンター
03-3562-1550
 (受付:土曜・日曜・祝日を除く、10:00~18:00)

こちらまで電話にてお問い合わせください。
なお、メール・Webでの受付はしていないとのことでした。

よろしくお願いいたします。

まさ
2010年06月01日
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