2010年12月27日

 

良いお年を。

たった今、「第九」の放送が終わりました。
 
これで私たち「深夜の音楽会」スタッフの1年が終わります。
今年1年、ありがとうございました。
 
番組をご覧いただいた皆さま、読売日本交響楽団の楽団員の皆さま、事務局の皆さま、たくさんの出演者の皆さま、取材・収録にご協力くださった皆さま…
番組を制作するにあたりご尽力くださった全ての皆さまに御礼申し上げます。
 
 
素晴らしい演奏、素晴らしいお客様なしでは、良いクラシック番組は成り立ちません。
そう言った意味では、この番組は本当に恵まれた環境で作らせていただいていると実感しています。
特に今年はスクロヴァチェフスキさんが常任指揮者として最後のタクトを振り、新しいシェフ・カンブルランさんをお迎えするなど、オーケストラにとっても大きな節目となった年。
正指揮者・下野竜也さんの飛躍や、収録映像のBlu-ray化など、様々な出来事がありました。
 
私たちは、それら1つ1つを丁寧に収録し、番組にしてお届けしてきたつもりです。
しかしながら振り返ってみると、まだまだやらねばならない事、足りないところがたくさんあることに気付きます。読響の皆さんへの周囲からの高い評価に負けない番組を作るためには、まだまだ力不足だと感じています。
 
来たる2011年は、そういった反省を生かし、クラシックの、オーケストラの、読響の魅力を存分にお届けできるよう、スタッフ一丸となって邁進していく所存です。
 
 
皆さまにおかれましては、何卒ご支援・ご指導のほどお願い申し上げます。
 
 
それでは、来年が皆さまにとって素晴らしい1年となりますように。
 
 

「深夜の音楽会」スタッフ一同

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2010年12月20日

 

第九

こんにちは。
 
2010年もあと10日余り。
今年もやって来ました「第九」の季節。
 
読響は、名門フランクフルト放送交響楽団の首席指揮者を務めたヒュー・ウルフさんを迎え、昨日から公演がスタート。26日の横浜公演まで6回の演奏会が用意されています。
 
「読響第九」の魅力の一つは合唱。
今年も新国立劇場合唱団の皆さんが、初台の新国立劇場を飛び出し、全公演で素晴らしい「歓喜の歌」を歌ってくださいます。
 
ルンルンキラキラ 
実は先日、この公演に向けた合唱練習初日を取材させていただきました。
合唱指揮は、新国立合唱団合唱指揮者の三澤洋史先生です。

さすが全員プロの声楽家で構成されている日本屈指の合唱団。最初から見事なハーモニー!
すると三澤先生…歌詞が書かれた時代背景や、言葉に込められた想いを紐解くようにメンバーの皆さんに語りかけます。「聖書のこの意味が分かると、単語の直訳では感じられない気持ちが込められてることに気付く」「共に立ち上がる群衆たちの熱い気持ちをはらんだ“友”」などなど…。
これを聞いた80人の合唱団の皆さんが再び歌い出すと…スゴイ!聴いているこちらの心が揺さぶられるような響き!! 対訳なしでは意味が分からないドイツ語の歌詞が、直接訴えかけてくるのです!!!!
バイロイト音楽祭の合唱指導スタッフに名を連ねた三澤先生ならではの発音の研究と音楽的アプローチに加え、「歌う」=「伝える」ということに重きを置いたリハーサルは、本当にスゴイスゴイものでした。
 
ピアノ伴奏による初練習にもかかわらず、思わず目頭が熱くなります。
ベートーヴェンの生きたフランス革命の頃。「歓喜の歌」が高らかに歌われた、東西ドイツの統合の時代。そして様々な不安が交錯する2010年。
ベートーヴェンが「第九」に籠めた想いは、作曲されてから180年以上経った今でも私たちの心に響きます。
 
ルンルンキラキラ 
技術の高い皆さんが、歌詞の根底にある“意味”や“想い”を一つにし歌う「第九」。
決して知識のためではなく、観客に本当の芸術的感動を与えるという目的のために行われる、地道な作業。
全てはコンサートに足を運んで下さるお客様のために…。 
 
すでに完売の公演もありますが、まだ間に合います!
ぜひお時間ある方は、会場へお出かけください!!!
【読響ホームページURL】 https://yomikyo.or.jp/cat8/#news-topics-1001
 
そして、26日(日)深夜1:50から放送の「読響・ベートーヴェン第九コンサート2010」もお楽しみに!
曲はもちろんノーカット。前述の合唱リハーサルの様子もチョットだけご紹介します。

 
それでは私はこれからサントリーホールへ。
今日は収録本番です! 行ってきます!!

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2010年12月07日

 

改めてご挨拶。

すっかりご無沙汰しております。
師走ですね。お風邪など召していませんか?
  
さて、本日は改めてご挨拶を。
これまで、“ディレクター・まさ”として自己紹介して参りましたが、実は人事異動により、今年夏からは「深夜の音楽会」のプロデューサー兼ディレクターとしてやらせていただいています。
若輩者ではございますが、一生懸命やらせていただきますので、引き続きのご支援・ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
 
 
そして来年の2月。私が初めてお願いしたプログラムでの公開収録が決まりました。
 
 【日時】2011年2月3日(木) 18時45分開演
 【出演】指揮:大友直人 チューバ:次田心平
 【会場】東京オペラシティ コンサートホール
 【曲目】 タリスの主題による幻想曲(ヴォーン・ウィリアムズ) 
      チューバ協奏曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)
      交響曲第3番<オルガン付き>(サン=サーンス)
 
メインは、最近聴いていない、けど今の読響でぜひ聴いてみたい交響曲を!
ということで、折角パイプオルガンもあるオペラシティで「オルガン付き」。大友先生からご紹介いただいたオルガニスト・新山恵理さんをお迎えしての演奏です。迫力ある読響サウンドとフランス作品ならではのエスプリの効いた響きをご堪能ください。
 
 
そして自分がこの番組を引き継ぐ時に抱いた「この番組で読響の素晴らしさをもっと紹介したい」という気持ち。その思いをまずは協奏曲に託しました。
ソロを務めていただくのは、日本を代表するチューバ奏者・次田心平さん。権威ある第24回日本管打楽器コンクールのテューバ部門で満場一致の1位を獲得したチューバ界のスーパースターです。今年9月にはCD「TuBest!」をリリースするなど、活躍の場を広げていらっしゃいます。読響には2008年11月に入団されました。
今回はその次田さんが、協奏曲で読響の仲間たちと共演。オーケストラでは“縁の下の力持ち”の次田さんの、驚愕のテクニックと、素晴らしい歌心をお楽しみに。
 
さらにこの2曲を元に、指揮者・大友直人さんが提案下さったオープニング曲が「タリスの主題による幻想曲」。通常編成の弦楽オーケストラに、小編成の弦楽合奏が離れて演奏し、さらに弦楽四重奏的に首席奏者たちが腕を競う、ユニークな弦楽合奏曲です。曲にある「タリス」とは、16世紀イギリスの作曲家で、協会のオルガン奏者。メインの「オルガン付き」ともつながる、ヴォーン・ウィリアムズの作品です。
 
 
様々な方々の助言もいただきながら決めたプログラム。
通常のコンサートとは一味違った楽しみ方をしていただけることと思います。ぜひお出かけください。
 なお、この公開放送は入場無料です。入場ご希望の方は、ハガキにてご応募ください。
 【「深夜の音楽会」公開放送の詳細はコチラ】 
 https://www.ntv.co.jp/yomikyo/syuroku.html

 【次田心平さんのCD「TuBest!」の詳細はコチラ】
 https://bit.ly/fB05hh

これからも「深夜の音楽会」をどうぞよろしくお願いいたします。

まさ様、スタッフの皆様、こんにちは。
キタ====ついにテューバのソロ!プロもアマも大注目間違いなし!! オルガンまで聴けるのは超レアですよね。東京オペラシティ行ってみたいしw
思うのですがまさ様の権限で読響のコンサートを生放送して下さい! この番組の画の素晴らしさを夕方6時からのライヴ特番でオンエア!
来年の完全地デジ化元年にキレイな生映像でこの番組を見た~~いw
宜しくお願い致します。

ベルキャット
2010年12月14日
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