2011年09月14日
世界のトロンボーン奏者による「A Song For JAPAN」
東日本大震災の発生から半年が経ちました。
すこしずつ復興に向かっている街や人々がいらっしゃる一方で、
なかなか道筋すら見えずにいらっしゃる街や人々もおいでになります。
今なお続く被災地からの報道に接するたび、改めてその被害の甚大さを思い知らされます。
そんな未曽有の大災害に対し、
たくさんの音楽家たちが被災地支援のために立ち上がっている事は皆さまもご存じのことでしょう。
今日のそのうちの1つ、あるホームページをご紹介したいと思います。
「A Song For JAPAN」(http://www.trombones.jp/) です。
震災発生からすぐに始まったこのプロジェクトは、
世界のトロンボーン奏者たちが、演奏で被災地を応援しよう、というものです。
プロ・アマ・編成の規模を問わず、「A Song For JAPAN」と言う曲の演奏動画が、沢山寄せられています。
ホームページのTOP画面には、以前「深夜の音楽会」でもご紹介した世界的トロンボニスト クリスチャン・リンドバーグさんをはじめとする世界のトッププレイヤーたちが映像のコラボレーションでリレー形式に演奏する動画を掲載。
読響首席トロンボーン奏者の桒田晃さんも「トロンボーン・クァルテット・ジパング」のメンバーとして参加なさっています。
さらにYou Tubeを使っての動画投稿には本当に沢山の演奏が…。
どれも、トロンボーンならではの優しく、輝かしく、時に憂いに満ちた音色で、何よりも気持ちのこもった演奏を聴かせてくれます。
特にハーモニーの美しさはトロンボーンの魅力。それぞれのアンサンブルが、それぞれのコラールを響かせ、それぞれの「復興への灯り」を点しているかのような演奏が続きます。
先日は、私の母校・明治大学交響楽団のトロンボーンセクションが28人での演奏動画を掲載。技術的には拙い部分があるものの、アマチュアならではのピュアな想いを精一杯表現していて、また大編成ならではの重厚さもあって、とても心を打たれました。
また、被災地での復興支援活動をなさっている陸上自衛隊中央音楽隊トロンボーン・セクションのみなさんによる演奏動画もあります。迷彩服姿での演奏です。曲中には音楽隊の皆さんの活動がスタイドショーで紹介されており、その優しさ溢れる力強い音楽と相まって、涙が自然とこぼれてきます。
この「A Song For JAPAN」の楽譜は、同サイトからダウンロードでき、どなたでも演奏することができるそうです。また、世界中の演奏家たちの心のこもった演奏を聴くことができ、トロンボーンをなさっている方のみならず、沢山の音楽ファンの方にご覧いただきたいサイトになっています。
どうぞ一度「A Song For JAPAN」(http://www.trombones.jp/) のサイトを訪れてみてください。
Thanks Many!!!
Thank you very much for your great performance!
I'm proud of you!!
Thank you for sharing this on your blog!