2013年11月06日
11月の放送
本日11月6日(水)の深夜(日付的には7日・木曜日の午前)の「読響シンフォニックライブ」は90分の拡大版です。深夜2:29~3:59の放送になります。
<プログラム>
作曲家の久石譲さんを指揮に迎えた番組の公開録画(今年8月開催)からお送りします。
久石譲/オーケストラストーリーズ「となりのトトロ
久石譲/風立ちぬ
ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調
(アンコール)ハチャトゥリアン/組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」
「となりのトトロ」は、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品「となりのトトロ」の物語と音楽をモチーフに作られた教育的プログラムの名曲。冒頭、「さんぽ」のメロディーに合わせオーケストラの各楽器が紹介され、物語がスタートします。
朗読は女優の樹木希林さん。
感情豊かな語りで、私たちを「トトロの森」に誘ってくださいます。
そして「風立ちぬ」はこの夏に大ヒットした宮崎駿監督のスタジオジブリ作品のタイトル。映画では久石さんが音楽を担当し、演奏は読売日本交響楽団が担当しました。読響がジブリ映画に参加するのはこれが初めて。その演奏技術の高さに、録音を見守っていた宮崎駿監督も満足そうな表情を浮かべておられました。小編成オーケストラのために書かれたこの曲を、今回の演奏会のために再アレンジ。大編成オーケストラのスコアによる初演となりました。
後半は名曲中の名曲、「ベト7」。久石さんが作曲家ならではの視点で挑む、注目の演奏となりました。リハーサルでは互いにリスペクトし合いながら曲を仕上げていった久石さんと読響の皆さん。本番ではグルーブ感を強く感じる熱演となりました。クリアに整理されつつも、独特の和声感を感じる新鮮なベト7です。
そしてアンコールは「仮面舞踏会」の「ワルツ」。まさに「踊る読響」という感じの熱演!重厚な読響サウンドがお楽しみいただけます。
楽しい雰囲気に満ちた樹木希林さんへのインタビューも!【聞き手:松井咲子さん(AKB48)】。リハーサルを終えた樹木さんが語る、久石さんへの率直な感想が素敵です。これがオーケストラと初共演となった樹木さんにとって、色んな発見のある舞台だったようです。
「オーケストラ初心者」の方にも楽しんでいただける今夜の「読響シンフォニックライブ・秋の90分拡大版スペシャル」、どうぞご期待ください。
※BS日テレでは11月16日(土)の朝6:30~8:30に放送されます。
有名なベートーヴェン「交響曲第7番」。
しかし勢いに流されてはいけないとの
マエストロ久石のコメントは興味深かったです。
ベートヴェンの第七。舞踏の神化。この例のリズムが今回も面白く響きましたね。一つの感動です。第7はいろいろな解釈がありそれが面白い曲です。
オーケストラストーリーズ「となりのトトロ」は素晴らしい。私たちの年代は、坂本九とカラヤンのブリテンのパーセル主題が幼子心に残っていますが、きっと今回の演奏は、今後の子供たちに良い影響を与えることと思います。
それにしても松井咲子のMCは面白いですね。いろいろ批判はあるかもしれませんが、MCがこんなにうれしそうに軽やかにしゃべるのは、ロココ音楽の木管楽器のような響きです。ともすると私たちは真面目に音楽を聴きすぎです。(松井さんもAKBの中では少し色物の響きですがね)
音楽番組がこんなに面白くなるのは、MCの松井さんをはじめ、読響に新しい風を感じます。
2月末の「山田和樹」指揮の、ベートーヴェン「英雄」の録画・読響演奏会(テレビ放送)またはCD等、情報ありますか?。
とおるさま
コメントありがとうございます。山田和樹さん指揮の「英雄プログラム」は収録する予定です。4月・5月と分けて放送する予定でおります。
私の息子はAKB、NMBファンです。
小林秀雄のモーツアルト考を息子は読んでいましたが、わかったふりをしていたのだと思います。
AKB咲子さんが出ていたので、一緒にBSで朝から一緒に聴いていました。
軽やかさが美しいと息子は言っていましたが、朝の放送だからこそだと思います。
いろんな工夫をするこの番組は面白いです。私も学生の頃いろいろこの番組から学びました。
ところでそろそろブログの更新してくださいね。
コメント欄3つ目に掲載のとおる様からのお問い合わせについてお答えいたします。
山田和樹さん指揮のベートーヴェン・交響曲第3番「英雄」は、5月放送分でご紹介いたします。放送日時は現在調整中です。追ってご報告申し上げます。