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奥能登豪雨1か月…“二重被災”で厳しい生活再建

2024.10.21

櫻井キャスターは、
   石川県輪島市の久手川町へ。

○櫻井
「このあたりは畳もありますし、
 布団も、
   クリアファイルも見えます。
 ここに生活があったんだなと
           感じ取れますね」

○櫻井
「今の川の流れからは
 まったく想像できないですね」

1か月前、
近くを流れる塚田川が氾濫。

この場所では、
中学3年生の喜三翼音さんを含む
     4人が亡くなりました。

土台だけが残された
      喜三さんの家には、
多くの花束が
    手向けられていました。

近くに住む畠中ひろ子さん。
あの日、自宅の2階から
    迫る濁流を見ていました。

○近くに住む
 畠中ひろ子さん(83)
「山津波です。
  滝みたいになって
 ザーっと流れて、
      おそろしかったです」

14人が亡くなり、
いまも
1人の行方がわかっていない
          奥能登豪雨。
434人が
  避難生活を余儀なくされるなど
1か月たった今も、
  生活に大きな影響が出ています。

朝市通りの近くで
30年以上飲食店を営む
   尾花山哲夫さん74歳。

被災当初、災害廃棄物の仮置き場で
棚などの運び出しをしていました。

○飲食店が被災
  尾花山 哲夫さん(74)
「うっすら残っているけど、
  (水が)ここまで来ました」
○櫻井
「そんなに高くですか?」

あの日、前を流れる川が氾濫し、
        店を襲いました。

豪雨の翌日に
  尾花山さんが撮影した映像では、
水は引いていましたが、
     店の前には泥が残り…。

○飲食店が被災
  尾花山 哲夫さん(74)
「店内は想像を絶します」

店の中にまで泥水が流れ込み、
       ぐちゃぐちゃに…。

1か月たった今は…。

○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「だいぶ片付きましたね」
○櫻井
「そうなんですね」

床が見えるようになった店内。

○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「壁をはがして、
 ボランティアさんの力も借りて
  木の床の下に潜ってもらって、
    泥をだしていただいた。
  本当に助かりました。
 私やスタッフと家内では
 とてもじゃないが、できない」

ただ店の再開には
      たくさんの壁が…。

乾かしていたのは、
 泥水につかってしまった店の扉。

○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「何回洗っても、白くなって、
    たぶん元に戻らないです」
○櫻井
「え?」
○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「洗っても洗っても
    細かい砂が入っていて
 全然落ちないんですよ、
          これ以上。
 衛生上の問題もあるし、
 今後使うのは
    難しいんじゃないかと」

また元日の地震で
   使えなくなった調理道具を
6月の店の再開の際に
新調していましたが、
       今回の豪雨で水没。
すべて処分することに…。

○櫻井
「被害総額はどのくらいに?」
○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「店舗もいれると相当になります。
 (新しく)建てるくらいに
      なるのではないか」

店舗の復旧には
  石川県から補助金が出ますが
基本的に
「22年事業を続けること」が
        求められていて、
74歳の尾花山さんには
    厳しい条件だといいます。

さらにもう1つ、
     悩ませているのが…。

○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「このごろは土砂が後ろから
  迫ってくる夢が出てきます」
○櫻井
「休まらないですね?」
○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「休まらないです。
 (豪雨は)地震より悪いです。
 地震は傷んだものを起こしたり、
 掃き出して捨てれば、
  ある程度どうにかなりました。
 (豪雨で)機械が
 全部ダメになったのが大きいです」
○櫻井
「直後は、心が折れたと…」
○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「折れたという感じですね。
     もういいか、という」

料理人は天職で、
尾花山さんは
できれば続けていきたいと
         話しますが…。

○飲食店が被災
 尾花山 哲夫さん(74)
「地震で(街には)誰もいない、
   さらに水害が追い打ちをかけて、
 果たして、私が営業できても
   地域全体の復活復興はあるのか。
   それくらい壊滅的に
   やられてしまいました。
   いろんなことが交錯して
   なかなか答えがでないです」

 

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