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めざすは「史上最もサステナブル」 パリ五輪はじまる

2024.07.29

盛り上がりを見せている
パリオリンピックですが、
大会そのものもかなり特徴的なんです。

まず、約1万500人の
アスリートが参加しますが、
男女の出場枠は、“同数”。
これはオリンピック史上初めてのことです。

そして、
子育てをするアスリートのために
選手村に初めて、
このような託児所が設置されました。

また、史上最もサステナブル=持続可能な 
オリンピックをめざしていて、
競技会場の95%が
既存もしくは仮設のスタジアムです。

温室効果ガスを従来の大会の
半分に抑えることを目標に掲げていますが、
パリの街を取材しても
徹底した環境配慮へのこだわりがみられました。

〇zero
「公式マスコットのフリージュのあるこちら、
 給水スポットとなっています」

使い捨てのプラスチック容器を減らすため
観客はマイボトル持参で
給水所を利用するということです。

〇zero
「パリの街中にはスパークリング、
 炭酸水が出る給水所もあります」

さらに。

〇zero
「これまでは
 こうしたリュックサックが
 毎回の大会でメディアに
 配布されていたんですが、
 今回の大会で配布されたのは
 こちらの赤いマイボトルでした」

オリンピック関係者専用の
こちらのバスでは。

〇zero
「窓の上の方が全部開いています。
 今日はすごく晴れているので
 ちょっとむわっとしますね」

エアコンを“あえて”
つけていないということです。

〇運転手
「よりサステナブルな
 オリンピックということで
 エコと地球温暖化対策のためです」

それでもバスが走ると風が入ってきて
涼しいということです。

〇藤井
日本に来る外国の方が
フォークであるとかナイフがプラスチック製品である、
そのプラスチック製品があふれていることに
驚いていらっしゃる。
4年に一度、世界が注目するこういう大会で
その世界に向けてメッセージを発するというのは
大切なことなんじゃないですかね。

〇櫻井
そして今ならではの問題に対しても、
こんな対策が。
SNSが普及した現代では、
様々な情報に接するため
アスリートの悩みにつながるケースもあります。

先日、私が取材した競泳の本多灯選手は
集中モードに入るため大会の1か月くらい前から
「SNSを断つ」と話していました。

そんな選手たちのために
初めて選手村に用意されたのが、
「マインドゾーン」というスペースです。

写真:AP/アフロ

「ここは選手たちが
 心のケアをするための場所です」

照明を抑えたブルーの落ち着いた空間には
横になれるスペースも。
選手がSNSなどから離れることができ
リラックスできる空間を提供しています。
メンタルケアが専門のスタッフが常駐していて
選手の話相手になるということです。

まだまだ続く熱戦。
引き続きzeroでもお伝えしていきます。

 

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