#203 日本初上陸!国連の恐竜「絶滅を選ぶな」
「キキコミ」コーナーでは
様々な人、そして、
現場で直接聞いた話を
みなさんにお伝えしていきます。
この日、私が話を聞いたのは、
恐竜の「フランキー」です。
8日午前9時ごろ
東京・渋谷の
スクランブル交差点に設置された、
日本テレビのカメラがとらえたのは…
恐竜、ユタラプトルです。
体長は約4メートル。
満開の桜の下を悠々と歩き、
ハチ公の隣で渋谷区長と記念撮影。
午後には、
渋谷のセンター街を練り歩き
夕方、環境省を訪問。
環境大臣との面会を果たしました。
そして、午後7時45分、
日本テレビのスタジオへ。
はたして、この恐竜の「目的」とは?
実はこのフランキー、
国連のキャラクターを
つとめている恐竜なんです。
2つのポイントで話を聞きました。
「日本初上陸、
恐竜が訴えたいこと」とは?
櫻井
「日本に来た目的というのは
なんでしょうか?」
フランキー
「僕は絶滅に詳しい。
お願いだから聞いてくれ。
恐竜は隕石という理由で
約7000万年前に絶滅したけれども、
人間が気候変動をそのままにしておいて、
自分たちで絶滅させることほど
バカバカしいことはない」
フランキー
「俺から提案がある
絶滅を選ぶな」
2021年には、
国連総会の議場に“乱入”し、
このままのペースで
気温上昇が続くと、
恐竜と同じように
人類も「絶滅の危機」だと
訴えたフランキー。
「絶滅を選ぶな」という
このキャンペーン動画は
のべ22億人以上が視聴。
世界の気温上昇を1.5℃に
抑えられるかは、
今後数年間が勝負だといいます。
去年の夏、東京都心では
合わせて「22日」の猛暑日を記録。
全国各地で記録的な高温となり、
日本は「史上最も暑い年」となりました。
また、NASAなどは
去年の地球全体の平均気温が
およそ140年の観測史上
「最も高かった」と発表しています。
では、止まらない気温上昇を
どうすればいいのか?
2つ目のポイントは
「“絶滅”避けるため、
私たちができること」
櫻井
「日本の人類に伝えたいメッセージは」
フランキー
「日本は世界で5番目の
温室効果ガスの排出国だ
もっと頑張らないと、
地球のみんなが危ない」
「子供たち若者と話して日本から
アイデアをもらいたい」
櫻井
「人類が滅亡しないためにできることは?」
フランキー
「できることはたくさんあるよ」
「たとえば節電。
電車やバスを使ったり、食べ物を無駄にしない
(洗濯物も)自然の光を使って
乾燥すれば省エネにもつながる」
櫻井
「洗濯のメッセージまでもらえるとは
思っていなかったですけど…」
フランキー
「絶滅なんてしない方がいい。
言い訳をやめて、立ち上がれ!」
国連では、
「個人でできる10の行動」として
私たちが毎日できる温暖化対策をまとめています。
「絶滅」を避ける行動の参考にしてみてください。