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#055 新型コロナで“異例”の総裁選

2020.08.31

総裁選でもやはり、
新型コロナウイルスの影響は避けられそうにありません。

こちらは2年前に行われた自民党総裁選の様子です。
自民党本部8階のホールにこうして議員が
ぎっしり集まって投開票を行い総裁を選んでいました。

政府が3密回避を呼びかけているので、今までにない総裁選になりそうです。
 
ある自民党幹部によりますと、今回は党本部ではなく、
ホテルの広い会場を借りて行うことが決まったということです。

他にも影響が出てきそうです。
まずは今後のスケジュールを見てみましょう。

9月1日に予定されている総務会で、次の総裁の選び方が正式に決まります。
今のところ、「両院議員総会」で決める方向で調整が進められています。

8日に告示、14日に投開票が行われ、新総裁が選ばれる見通しです。

その投票ですが、
国会議員1人につき1票で計394票と
47の都道府県連に3票ずつで計141票、あわせて535票で競います。

この地方票を獲得するために
これまでであれば候補者は各地で遊説を行うんですが
やはりコロナの影響を受けそうです。

こちらは2012年の総裁選期間中に地方で行われた遊説です。

車の上にいる5人はいずれも総裁候補者。

その周りを、多くの党員や聴衆が囲んでいます。
こうした光景についても、人の移動や密集が生まれるので、
「いつもと同じやり方はできない」という見方が出ています。

 


自民党関係者は、
「各陣営が地方に行くのをとやかく言うことはないが
選挙管理委員会として遊説をセットするのは難しいと思う」と話し、

今回の選挙戦はコロナのことも考えて
オンラインも取り入れていくとの見方を示しました。

異例の総裁選となりそうですが、
実質的に私たちの新しいリーダーを決める選挙ですので
わかりやすく活発な議論を期待したいところです。

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