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#085 笹生優花選手全米女子オープン制覇の凄さ

2021.06.07

笹生優花選手は19歳、2001年生まれ。
「全米女子オープン」優勝
どれだけ“すごい快挙”なのかというと…

「女子ゴルフ世界一」を決める大会の1つで優勝した…
ということになります。

というのも
女子ゴルフの海外メジャー大会は現在5つ。
その中でも「全米女子オープン」が始まったのは1946年と、今から75年前。

今年の賞金総額はツアー最高の6億円超えで、笹生選手の優勝賞金も1億円以上。

“最も歴史あるメジャー大会”での、
「史上最年少優勝」がどれだけスゴいかわかります。

しかも…
女子ゴルフの海外メジャーで優勝した日本人はこれまで、
1977年「全米女子プロ」の樋口久子さん、
2019年「全英女子オープン」の渋野日向子選手の2人だけ。

笹生選手は3人目の快挙を成し遂げました。

さらに、今年に入ってからゴルフ界で日本勢の快進撃は目覚ましく…

4月には、男子プロの最高峰「マスターズ」で松山英樹選手が初優勝。

その直前には、同じゴルフ場で行われた、アマチュアの世界最高峰「オーガスタ女子アマチュア」で
日本の17歳、梶谷翼選手が優勝しました。

オリンピックイヤーに日本選手が大活躍しているんです。

では、
笹生選手は東京オリンピックに出られる?
かというと…

オリンピック代表争いの元になる女子ゴルフの世界ランキング
「大会前」の順位をみてみると、日本の代表枠は基本的に「2」つ。

現在のトップは、
今大会で最後まで笹生選手と優勝を争った畑岡奈紗選手で、代表入りはほぼ確実です。

日本勢で2位につけているのは、今年に入って国内ツアーで5回優勝と絶好調の稲見萌寧選手。

その稲見選手を、
27位の古江彩佳選手
30位の渋野選手が追いかける展開ですが…

実は、笹生選手、大会前は40位。

その笹生選手は母親がフィリピン人、父親が日本人という「2つの国籍」を持つため
東京オリンピックは「フィリピン代表」での出場を目指しています。

笹生選手の父親によると、
東京オリンピックの後は「日本国籍」を選択する意向だといいます。

オリンピックでもライバルたちと金メダルを目指す姿が見たいと思います。

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