#185 “渋ハロ”「来ないで」に効果あり?
東京・渋谷のスクランブル交差点は
夜が深まってもまだ多くの人が行き交っています。
ただ、ハロウィーン前夜ながら仮装している人は…
あまりいないように見えます。
人が集まりすぎないよう2023年は
「渋谷はハロウィーンイベントの
会場ではありません」として、
渋谷区は
「ハロウィーン目的で、ハロウィーン期間に、
渋谷駅周辺に来ないで」と呼びかけています。
実際、ハロウィーン直前の土日はどうだったのでしょうか?
28日(土)・29日(日)、渋谷の街は
去年は行われなかった一部道路の通行止めや
シンボルのハチ公像も封鎖されるなど
厳重な警戒が行われていました。
それでも街には多くの人が集まったんですが、
見てみるとハロウィーンの仮装しているのは
外国人に多く、日本人は少ないように見えます。
そのワケを街の人たちに聞くと。
○渋谷で仮装しない
「禁止なので一応。守りたい」
○渋谷で仮装しない
「Q:渋谷のルールについてどうですか?」
「いいと思いますだって通れない。
普通に道を通りたい人たちが通れないんで、なしでいい」
一方、“渋谷ではなく新宿“で仮装していた人たちは。
○新宿で仮装
「『渋谷はハロウィーン会場じゃありません』みたいな
アナウンスがすごいされていて、
コスプレして渋谷に行くのが気まずいので
新宿で遊ぼうかなと」
○新宿で仮装
「(渋谷は)人が多い。お酒を飲むのも禁止。
だから別に行かなくていい」
ハロウィーン期間中の渋谷を避ける人たち。
数字にも表れています。
都内の会社が携帯電話の位置情報をもとに
28日土曜日の渋谷駅周辺の人出を調べたところ
250メートル四方に、多いときでおよそ1万1600人。
…といっても想像しづらいと思いますが、
単純計算でzeroのスタジオにあるモニターの面積に
だいたい1人がいるくらいです。
土曜日は例年、当日と同じくらい人が来るそうなんですが、
コロナ前2019年のハロウィーン当日と比較すると、
およそ16パーセント少なかったというんです。
しかも混雑のピークは夕方の4時台と早い時間帯で、夜には減少。
また、7割以上が都内在住、
つまり遠方から訪れた人は少なかったということです。
渋谷センター街の商店街の組合に聞いてみましても、
「土日はコロナ禍の去年と比べても
仮装やコスプレの人は少なく感じた」といいます。
一方で、商店街としては「31日の当日」が一番警戒する日。
なので、
「ハロウィーンを目的に
渋谷に来ようとしている人がいたら
どうか思いとどまっていただきたい」
ということでした。
渋谷区も31日は、夜から翌朝まで
見回りをするということです。
事故やトラブルがないようマナーを守って
ハロウィーンをすごしてもらえたらと思います。