#074 防災意識の変化
2021.03.11
“防災意識”についてzeroはヤフーと組んで
検索データなどから【防災グッズ】に関して分析しました。
まずは、こちら。
防災グッズに関する、都道府県ごとの関心の高さを色で表しました。
震災前は、南海トラフ巨大地震が懸念されている
静岡から四国地方にかけて関心が高かったんですが、
震災があった2011年には東北地方など太平洋側全体で関心が強くなりました。
そして、去年は豪雨災害のあった九州なども含め、全国的に関心が高くなっています。
そして、「防災グッズ」について、ヤフーショッピングで
販売されている商品名に出てくる特徴的なワードをランキング化しました。
まずは、震災翌年の2012年。
「転倒防止」とか「簡易トイレ」「充電」とか
基本的な防災グッズが多いんですが、それが、2020年になると一気に変わるんです。
2012年に1つもランキングに入っていなかった
非常食、保存食、味、パン…など、『食』に関連するワードが上位を占めています。
2020年の商品の傾向をさらに詳しく見てみると…
「7年保存」とか「おいしい」「1人用」「2人用」「野菜」
といったワードが出てきました。
例えば、『おいしい 野菜ごはん』は
開けてそのまま食べられて“7年も保存”がきくそうです。
そのほか、かむことが難しい人に向けた、
5年半以上保存がきく『やわらか食』など、
様々なニーズに対応する非常食が最近、出てきています。
日本防災士機構の橋本事務総長は
「使用期限もあるので、できれば季節ごと、最低でも
年に2回は防災グッズの見直しをしてほしい」と話していました。