金環日食とは、太陽が月の影になって金色のリング状に見える現象のことをいう。
その金環日食を日本で最後に観測できたのは25年前の沖縄県だった。
金環日食とは、太陽が月の影になって金色のリング状に見える現象のことをいう。
その金環日食を日本で最後に観測できたのは25年前の沖縄県だった。
当時、晴天に恵まれた観測地(沖縄県)にはたくさんの天文ファンが集まり、中にはお供えとともにお祈りを捧げる人たちもいた。
金環日食が現れた瞬間には、沖縄国体に参加していた選手たちも一時協議を中断。
木漏れ日からは日食の形をした影が出現。
人々は全身で喜びを表現し、動物も興奮。
沖縄県はお祭り騒ぎとなった。
観測するグラスを自分たち作成し、太陽で目を傷めないよう20秒で観測を一時中止する練習をする小学生たち。当日は登校時間を1時間早め、みんなで世紀の瞬間を観測をするという。
また、1年前から金環日食の観測シュミレーションを行ってきたという天文好き女子(宙ガール)たちは、ベイリービーズを楽しみにしているという。(ベイリービーズとは、日食の際に日光がビーズのように見える現象)
さらに調査を進めると、日食が起こるたびに海外に出かける日食ハンターと呼ばれる人が世界で1000人ほどいるということを発見した。
茶木さんが日食を初めて見たのは、2005年スペインでの金環日食。
以来、エジプト、アルゼンチン、中国、そして国内ではトカラ列島と、毎年のように日食を追いかけた。
今回の金環日食は日食ハンターが登録するメーリングリストを通じ知り合ったというインド人の日食ハンターと富士山の近くで見る予定だという。