放送内容

HATENAVI

2012/10/25 放送
機能性肌着2012

今年の特徴を徹底調査

ヒートテックなど秋冬の定番となっている暖かい機能性肌着。
今年の特徴を徹底調査しました。

累計販売数が3億枚に到達したヒートテック。
発売から10年目を迎える今年は、女性用にルームウェア、幼児用のヒートテックなどが新たに登場。
機能性肌着は、各社とも暖かさなどを強化させていますが、中でも今年は「見せる肌着」というコンセプトが注目されています。

色柄のバリエーションが格段に増えて、「見せる肌着」に進化しているんです!
そこで肌着を見せながら着ていても、どのくらい暖かいのか徹底調査。
さらに肌着をオシャレに見せるヒートテックコーディネートを大公開!

まず、街で機能性肌着について調査。
女性50人に調査したところ、平均は4.7枚。
ヒートテックは今や女性の必需品となっていました。

では、ヒートテックはどのくらい暖かいのでしょうか?
そこで実験。この日の気温は20度。
まずは、通常の肌着にダウンを着て衣服内温度を測定。
結果は、27.6度となりました。
つづいて、ヒートテック1枚にダウンより薄いジャケットを着て調査。
かなり薄着ですが・・・衣服内温度を測ってみると、結果は27.4度でした。
先ほどのダウンとの温度差は、わずか0.2度。
ほとんど差がありませんでした。

さらに場所を室内に移し、東京の11月の昼間の平均気温である16度に設定。
ヒートテックにジャケットを着た場合と通常の肌着にジャケットを着た場合とで調査。
10分間の着用の後、暖かさを比較しました。

サーモグラフィーで見てみると一目瞭然。
ヒートテックの方が温度が高い範囲が多くなっています。

衣服内温度を測ってみても、ヒートテックが25.8度で、通常の肌着とは、4度以上の差があったんです。
ヒートテックは、そんなに厚着をしなくても、十分に暖かさを保てることがわかりました。

街では、そんなヒートテックの特性を生かし、「見せる肌着」として使っている人も増え、今年のヒートテックは、色柄が去年の2.5倍に増加。
その数800種類以上もあるんです!

去年だけでヒートテックの年間販売枚数が1億枚に達したユニクロ。
そんな中、ヒートテックに追いつこうと、各社が機能強化や低価格で対抗しているんです!
セブン&アイホールディングスでは、柄のバリエーションを強化。
ドット柄やハート柄、星柄などが新たに登場しました。
さらに機能面も強化。体の水分を吸収して発熱するレーヨン素材を使用し、従来よりも暖かさがアップ。
一方、下着メーカーのワコールでは、希少性の高いコットンを使用して、保温性がかなりアップしています。
また、衣料品チェーンのしまむらは、ユニクロより低価格という780円で販売。
今年から色柄の種類も増やしています。

暖かいだけでなく、色柄も増えている今年の機能性肌着。
では、実際にどのように着こなせばいいのでしょうか?


■ジーパンにドット柄のヒートテックと黒いジャケットを合わせたコーディネート。
シンプルな色合いなんでドット柄が映える。

■マフラーに青のヒートテックだけというコーディネート。
実はヒートテックを重ね着しているので暖かいそうです。

■ダウンベストとドット柄のヒートテックとのコーディネート。
ポイントは腕を見せているところ。
柄もののヒートテックとベストはとても相性がよく、腕を出すことによって柄ものがひきたつ。
薄着でも十分な暖かさがあるコーディネートなんです。

■ポンチョとドット柄のヒートテックとのコーディネート。
ポイントはちょい見せなんです。
こちら初級編という感じで袖の部分と裾からヒートテックの柄ものをちらっと見せる感じで着るとオシャレになる。