日本にいる外国人のみなさんは、日本の『食』についてどう考えているんでしょうか?
私たちは定番だと考えていた『ピザにタバスコ』。
イタリア人に聞いたところ「ピザにタバスコをかける、日本ではじめてみた!」とコメント。
街の日本人に聞いてみると、実に6割以上がかけるとのこと!
本当にイタリア人はピザにタバスコをかけないのか!?
イタリア出身のみなさんにお話を伺うと…
「ピザにタバスコをかけるなんてアリエナイ!」
「イタリア人は出されたものに自分で味付けすることはしない」
イタリアでは、作った人への敬意を込めて、シェフが作った料理に調味料で手を加えることはあまりしないんだとか。
ならば、本格的なイタリア料理店にタバスコは置かれていないのか調査!
テーブルをみると…、やはりタバスコどころか調味料が一切無い!
イタリア人オーナーに聞いてみると…
「タバスコは置かない。料理の味を守りたい」
と、ここで実験!ピザを食べる撮影とだけ伝え、集まってもらったイタリア人のみなさん。
彼らにピザを出す際、強制的に一緒にタバスコを出すと一体どんな反応を示すんでしょうか?
すると、まるで「邪魔だ」とでも言わんばかりに、自分から遠ざけました!
一方、フォークとナイフでピザを食べる人も!
…実はイタリア人にとってはこの食べ方、けっこう一般的なんだそうです。
その後も食べ進めるものの、タバスコの存在を否定するかのように、一切触りもしません!
それならなぜ、日本人はタバスコをピザにかけるようになったんでしょうか?
タバスコはアメリカ生まれの調味料。
アメリカ人はステーキやカキにかけたりしますが、ピザにはかけません。
日本人がピザにかけるようになった理由は、60年代からタバスコが輸入されるようになった。
アメリカへの憧れもあり、新しいピザと新しいタバスコを合わせた。
日本で最初にピザを販売したお店。
創業間もなく、1960年代の店内写真を見るとタバスコが置いてありました。
当時の日本で新しいもの同士だったからこそ誕生した、組み合わせだったんですね!
それでは、ピザにタバスコをかけて食べたことの無いイタリア人が、タバスコピザを初めて食べるとどんな反応をするんでしょうか?
ピザにタバスコはあり、と答えたイタリア人は7人中4人!
実は結構、食わず嫌いだったようです。