マスク本来の使用法と言えば、
他の人に風邪をうつしてしまわないように、口元を覆うもの。でしたが、最近は見た目をカムフラージュするためにマスクをする人たちが急増中なんです!
今朝は、風邪でもないのにマスクをする
ニッポンの「だてマスク」急増のハテナをナビゲート!
まずは、街でどれくらいの人がマスクをしているのか?
平日の朝、東京駅前の横断歩道で、調査してみると・・・
複数回計測した結果、
マスクをした人は、1分間で平均14. 4人いました。
一方、20年前に同じ場所で撮影された映像を見ると、
マスクをしている人は、ほとんど見当たりません。
この映像をハテナビスタッフがくまなく調べたところ、マスクをした人は1分間で1人しかいませんでした。
では一体いつからマスク人口が増えたのでしょうか?
お医者さんに聞いてみると…
「新型インフルエンザが流行したころです。その頃にマスクをつける人が多くなった。」
3年前の2009年、新型インフルエンザが大流行し、
街ではマスクが売り切れる騒ぎに。
家庭用マスクの売り上げ推移を見ても、2009年が飛び抜けているのがわかります。
つまり、この頃を境に、「予防」のためにマスクをする人が急増したのです。
さらに今や、大人だけでなく子供たちも「予防」のためにマスクをするようになっています。
マスクをしている人100人に調査したところ、
「カゼ」の人が24人で一番多く、続いて「予防」のためという人が20人という結果に。
では、なんのためにマスクをしているのでしょうか?
風邪や予防以外の目的でマスクをしている
残る56人を番組では「だてマスク」と呼びます。
“だてマスク”の理由・第1位は「スッピンを隠すため」。
続いて第2位は「顔の保温」や「肌の保湿」のため。
確かにマスクをつけてみると温かく感じました。
そして第3位は「小顔に見せるため」。
なんと、マスクをアゴにズラしてつけると、
小顔に見えるというのです。
その他、「落ち着くから」「寝るときの乾燥予防」などの意見も
もありましたが・・・
やはり“他人の見た目”を気にして「だてマスク」を着用している人が多くいました。
そんな状況を反映してか、
今、国内ではデザイン性にとんだマスクが数多く発売されています。
中でも、注目なのが、“美人顔マスク”!
これを装着すると・・・
“シャープなフェイスラインの美人”になるのが売りなのだとか。
では、そんなマスク大国ニッポンを世界の人はどう見ているのでしょうか?
街で聞いてみると・・・
「たくさんの日本人がマスクをつけていることが理解できない
ニューヨークではつけない」
「私がアメリカでマスクをつけている人を見たのはマイケルジャクソンだけ」
ということで・・
外国人のみなさんに集まっていただき、マスクについて語っていただきました。
集まってくれたのは、
エストニア、韓国、マレーシア、タイ、アメリカ、ドイツ、アイルランド、ニュージーランドの8か国のみなさん。
なんと、8人中5人が自分の国ではマスクをしたことがないといいます。
ドイツ:ドイツではマスクがない。誰もつけてない
エストニア:(エストニアでは)電車の中でもしマスクをかけたら隣の席に誰も座らないと思います。
韓国:韓国では冬でもマスクはしない。風邪をひいても
整形したからマスクをかけたのかな?
スッピンマスクについてはどう思うか?という質問には、あり派が5人、ナシ派が3人
マレー:スッピンはそのまま出歩いていた。ナチュラルビューティー(そのままのスッピン顔)が好き。
男:まぁ、僕はスッピンは気にしない。
どうやら、外国ではスッピンでいること自体そんなに恥ずかしいと考える人は少ないようなのです。
もしかしたら、私たち日本人は人の目を、「少し」気にし過ぎなのかもしれませんね。