今、マクドナルドのあるキャンペーンが話題となっています。
それは、会計後60秒を越えたらバーガー類が無料になるというもの。
高品質なものをより早く!
サービス業は高速化する一方です。
一体どうして、そこまで早くできるのか?
そこで、早くて高品質を売にする早ワザサービスの裏側をZIP!が徹底調査。
日本初!未来型回転ずし
回転寿司が最近、高速化しているとのこと。
そこで、お寿司大好きの家族にも協力してもらい、調査に向かったのは渋谷にある回転寿司のチェーン店。
なんと、そのお店では、回転しているお寿司をなくし、タッチパネルで注文された品を3段のレーンを使って素早く席まで届けるという。
日本初の早ワザサービスのお店でした。
早速、注文してから届くまでの時間を計ってみると、注文してから30秒程で届きました。
その早ワザの裏側は?
厨房をみせてもらうと、まずはスシマシーンから、次々とシャリが出てきています。
そして、ひとたび注文が入ると素早くシャリにネタをのせ3段あるレーンを駆使して目的の席に送りだし、作りたてをお客さんに届けることができるんです。
より新鮮な商品をより早くお客さんに届けるためシステムや機械は日々進化しています。
30分で受け取れる!メガネ
技術の進化で、ここ数年画期的に早ワザ化しているのが「メガネ」。
30分で受け取れる理由は、販売店舗に導入されたレンズを加工する機械。
まずはお客さんが選んだフレームを機械に設置。
必要なレンズの形を読み込みます。
すると、使用する度数のレンズをこの機械が自動的にフレームの形に合わせてカットしてくれるんです。
しかも所要時間は一枚わずか数分。
これまで専門工場に出し数日かかっていた作業が、販売店でも短時間で出来るようになっていました。
早くて安い!本格ナポリピザ
大幅な時間の短縮をしたのが昨年オープンしたばかりのピザのファストフード店。
通常注文してから5分以上はかかるというピザが、こちらの店ではどうなのでしょうか?
まずは、生地を機械にいれるとあっと言う間に伸びて出てきました!
そのまま、具材を素早くトッピング。
注文25秒後には早く焼ける特製の窯の中へ。
そして、本格的なナポリピザが注文してからなんと90秒で出てきました。
しかも、値段はどれもお手頃価格。
なぜ早く焼き上がるかは企業秘密ですが、生地を3秒で伸ばせるお店特製の機械も使うことで本格ピザの早ワザを可能にしていました。
職人技!手作りおにぎり
機械化が進む一方で、機械に頼らない早ワザサービスを実現しているところも。まずは、注文を受けてから手作りするおにぎり専門店。
にぎり続けて30年以上の右近さんの早ワザは、
まずは、お店特性の木枠を使い、握る前に大まかな形を作り時間を短縮。
そこから、素早い手首の動きであっという間に形を整えます。
木枠を外すと共に、左手は塩の入れ物に、そして両手に馴染ませると。
まず、手元に引き寄せながら一握り、そしてさらに、向きを変えもう一握りして三角形に整えていました。
作りたてを食べてもらいたいという気持ちと長年の積み重ねが早ワザを生み出しています。
行列のできる!大阪名物
更なるハヤワザサービスを求めZIP!は大阪へ。
30人近い行列の先にあったのは大阪名物イカ焼き。
休日には行列がたえないそうなんです。
さぞかし、皆さん長い時間並んでいるのかと思うと。
思いのほか待つことなく買えるそうです。
でも、まぜこれほどの行列を素早くさばくことができるのでしょうか?
それは早ワザの理由はこちらレジの早さ、お客さんが注文しておつりをもらう時には、もう商品が出ています。
レジ打ち係の女性も全く手を止めることなく、会計をこなしていきます。
ここまで来るとまさに職人ワザ!
世界が注目!新幹線の清掃
新幹線の清掃といえば、東北上越新幹線を取り上げた本がベストセラーになっています。
また海外からも高い評価を得ていて、各国の要人も視察にやってきています。
列車が入ってくるホームに整列するピンク色の制服のみなさんは、早ワザを見せるお掃除のプロ達。
取材した列車の場合、東京駅に到着し再び出発するまでの時間は16分。さらに、乗客の乗り降りと整備にかかる時間が約8分。
つまり、清掃に当てられる時間はわずか8分程。
その短い時間の中で、100席ある1車両を2人で清掃しないといけないんです。
清掃作業がスタートすると、まずは座席カバーを全て取り外します。
次に、一人が新しいカバーを配るのと当時に、もう一人は座席のゴミを回収。
そして、今度は2人同時に新しいカバーを取り付けて行きます。スムーズなチームワークで、ここまでにかかった時間は僅か3分。
続いて、座席の掃除。ここにも早ワザの秘密が!?
シートの掃き掃除と肘掛けの拭き掃除を同時に行っているんです
一見はき飛ばしているように見える座席のゴミや誇りですがそこもチームワーク。
もう一人が床に溜まったホコリを掃除しているんです。
最後に手鏡を使って棚の上も確認。
新幹線の清掃の裏側には熟練したチームワークがありました。