極寒の地 南極。氷点下50度の過酷な環境の中、日食観測のために日本の隊員が持ち込んだのがこたつ。
氷点下でも活躍するなどこたつは我々日本人に愛用されてきました。しかし、その現状を調査したところ、家庭でのこたつは激減していたんです。

ところが、今、こたつに魅力を感じる外国人が急増！　
今、様々なところで見直される「こたつ」を徹底調査。

こたつの生産台数を調べてみると40年前のピーク時に比べ10分の１以下にまで激減。
ところが、ここ１～2年、こたつの売り上げが回復しているというんです。
大手ホームセンターで伺うと、エアコンに比べ、消費電力はおよそ2分の１。
震災後の節電意識の高まりから、こたつを購入する人が急増していたんです。

最近は足元の冷え対策に手軽に使えるこたつが売れ筋商品で、特に女性に人気なんだそうです。
一方、ダイニング用のイス型のこたつや、ふとんを掃除する手間がかからない「ふとんレスこたつ」も、注目されているとのこと。

形を変えながらも、こたつの良さが見直されている中、
街でも、こんな再評価の声が、特に若い世代に、「こたつの魅力復活」のきざしが伺えました。

そして、こたつの魅力にひかれる外国人が多かったんです。
調査をすすめると、街の飲食店でその波及効果を発見。
ビアガーデンならぬ、「コタツガーデン」が登場していて、外国人に人気のスポットとなっていました。
この冬、こたつ席を予約する外国人が増加しているそうです。

さらにネット上で調査すると、外国人がこたつの良さを紹介している動画を発見！
「驚くべき日本の文化」として発信されていたんですが、その動画を見た外国人から、絶賛の声が続々と投稿されていました。

なぜ、生活文化の異なる外国人に、こたつが注目されているので
しょうか？

外国人が集うシェアハウスで調査。
共同のリビングルームでは、昨シーズンから導入されたこたつが、各国の住人達に大人気となっていました。

こたつは、外国人にとって、興味ある日本文化の体験となるだけでなく、そこに親近感が生まれることにも、大きな魅力を感じているようでした。

では一方で、一度もこたつに入ったことのない外国人が初めて
こたつに入るとどんな反応を示すのか？

ご協力いただいたのは、8人の外国人。
否定的な意見も出ましたが、こたつへの評価を聞いたところ、8人全員が「グッドの判定」でした。
「こたつでミカン」も初体験。
互いの距離が縮まり「一体感」を実感したようでした。